笑っ て こらえ て 死ん じゃい な。 再現VTRで「死んじゃいな」と聞こえた? 「笑ってコラえて」視聴者騒然、日テレに真相を聞くと...: J

一人息子が死にました

笑っ て こらえ て 死ん じゃい な

四年前。 恐一がその少女と初めて出会ったのは、今から四年前のことだった。 休日の朝だというのに、何か騒がしい。 その日の異変を、当時六歳だった恐一は明確に感じとることができた。 大人たちの興奮した様子から、ただならぬことが起きたのだと伝わってくる。 しかし、その正体を知るすべもなく、幼い恐一は漠然とした不安を抱えていた。 団地の広場を訪れると、そこにはいつも通りの日常がある。 広場の友人たちは、普段通りの笑顔を浮かべて遊び回っていた。 やはり、ただの思い過ごしだったのだ。 そう思うことにして、恐一は友人たちの輪に加わっていった。 しばらく経った頃、恐一はあることに気が付く。 広場の片隅に、見慣れない女の子が座っていた。 それだけならばいいのだが、どういうわけかその子は、こちらを見て笑っているのである。 口に手をあてて俯いており、微笑んでいるというよりは、笑いをこらえているような様子だった。 始めは無視していた恐一であるが、時間が経つにつれて女の子の存在が気になってくる。 「ねえ、何がそんなにおかしいの?」 とうとう我慢できなくなり、恐一は女の子の前まで歩み寄って、訊ねてみた。 そこで始めて、女の子は顔を上げて恐一のことを見る。 恐一ははっとして、顔をそむけてしまった。 近くで視線を合わせるのが恥ずかしく感じるほど、少女は綺麗な目をしていたのである。 病的なほど白い肌も合わせて、どこか現実離れした美しさを持っていた。 「だって、だって面白いんだもん」 まだ笑いがおさまらないらしい少女は、肩を震わせたまま質問に答える。 その時ようやく、恐一は少女の笑いが嘲りであることを理解した。 「みんなすごく楽しんでるのに、一人だけ、泣き出しそうになってるなんて」 すっごくおかしいよ、と女の子は再び口に手をあてて笑う。 友人たちの輪の中に、臆病者が紛れていることを嘲っているのだった。 「何を……何をいってるんだよ!」 恐一は思わず叫んでしまう。 顔が熱を帯びていることが、はっきりとわかった。 少女の言葉がさしているのは自分だと、恐一にはすぐにわかってしまったのだ。 「あなたみたいに怖がりな男の子、初めてみたかも」 ひとしきり笑い終えると、少女は一転して、興味深そうな目で恐一を見てきた。 「怖がってなんか、ないよ。 別に」 せめてもの強がりを口にする恐一だが、少女の顔を見ることはできない。 「隠しても、だめだよ。 わたしには見えちゃうから」 「……見える?」 その少女が不思議な力を持っていると恐一が知ったのは、それからしばらく経ってからだった。 少女は、人の気持ちの浮き沈みを、明るさや暗さで見ることができるのだという。 喜びや楽しさを感じている人は明るく、白く。 悲しみや怒りを感じている人は暗く、黒く。 共感覚の一種であり、五感を視覚に集約しているだけのことらしいのだが、たぐいまれな能力には違いなかった。 「ちょっとずつね、黒が混ざっていくの。 そんなに怖がらなくてもいいのに」 「何言ってるんだか、わけわかんないよ」 恐一は、もうこの不気味な少女と話すのはやめようかと考える。 だが、内面を見透かされたまま別れるのは、逃げるようでばつが悪かった。 悩む恐一を、少女は愉快そうに眺めている。 その口許には、不気味な笑みが張り付いていた。 「ねえねえ、何がそんなに怖いのか、教えてあげようか?」 迷っている恐一に対して、少女が声をかけてくる。 「え?」 「ざわざわしてるでしょ、空気が。 だからみんな怖がるの。 にゃーんも、ちゅんちゅんも、あなたもね」 語りながら、少女はおかしそうにくすくす笑う。 恐一はまたしても言葉に詰まった。 今朝からずっと、自分が感じている得体の知れない異変。 その正体が、この少女にはわかるというのか。 「未紀 みき ちゃんのお母さんが死んだからだよ」 「未紀ちゃんって……一号棟の?」 大沢未紀 おおさわみき は、一号棟に住んでいる同い年の少女だった。 それほど恐一と親しいわけではないが、一応は幼稚園からの顔馴染みではある。 「昨日の夜、お母さんが未紀ちゃんをぶってから、十階から飛び降りちゃったの」 「お母さんが、未紀ちゃんをぶった?」 十階から飛び降りたという事実よりも、恐一にはそのことが驚きだった。 大沢未紀の母親といえば、子煩悩なことで恐一たちの間でも知られている。 事実として、恐一は大沢未紀本人の口から、母親から一度も叱られたことがないと聞いたことがあった。 「そんなわけないよ。 未紀ちゃんのお母さんは、未紀ちゃんのことが大好きなんだから」 「ほんとにそうかなあ」 「え?」 ニタニタと笑いながら、悦子は恐一に異を唱える。 「だってにこにこ笑ってても、未紀ちゃんと一緒にいる時のお母さんは、とっても嫌そうにしてるもの」 「笑ってても、嫌そうに?」 恐一には、その言葉の意味がよくわからなかった。 そんなことが、果たしてあるのだろうか。 「だからね、わたし昨日、未紀ちゃんのお母さんに訊いてみたの。 どうして未紀ちゃんのこと嫌いなのに、いつも笑ってるのって」 恥じらうように口を手で覆いながらも、少女は饒舌に語る。 「そうしたらね、未紀ちゃんのお母さんまっくろになっちゃったの。 すっごくおかしいんだよ」 こらえきれなくなったように、少女はけたけたと笑いだした。 恐一は、黙ったままその様子を見ている。 正直、少女の言葉の意味が、よく理解できなかった。 だが、その時恐一には、笑っている少女がとても邪悪な存在に感じられたのである。 同時に、少女に対する嫌悪感が芽生えてきた。 それは、今をもって恐一がその少女に感じている危機感の、走りとも言える感情かもしれない。 その後、恐一は少女のことが恐ろしくなり、その場から逃げ出してしまったものの、少女の存在は強烈に頭に焼き付いて離れなかった。 それからしばらくして、恐一はその少女が一年ほど前に、団地へ引っ越してきたということを知る。 少女の両親が亡くなったために、今は祖母の元にいるらしかった。 何故、少女の両親は若くして亡くなったのか。 詳細はわからないが、噂によると、二人とも自殺らしいということだった。 七月三十日 十三時七分 残り六十回 「おもしろそう!」 同級生の楽谷悦子は、読んでいたノートを閉じるなり、ぱっと顔を輝かせた。 「……面白い?」 その様子を正面で見ていた恐一は、思わぬ反応に戸惑う。 「えっちゃん……俺の話、聞いてた?」 場所は、同じ団地内にある悦子の自宅だった。 一旦、捜索を打ち切って644号室を出た恐一は、助力を求めるために悦子の自宅を訪ねたのである。 ちょうど恐一は、現時点で知りうる全ての情報を、この幼馴染みの少女に与えたところであった。 「うん。 聞いてたよ」 問いかけられて、くるりと悦子は振り向く。 濡れ羽のような黒髪が、流されるように揺れた。 「だから、そう思ったんだもん」 そして恐一が答える前に、するりと身を寄せてくる。 突然、悦子の大きな瞳が目の前に現れ、恐一はぎょっとする。 「悦子ね、すっごい退屈してたから」 「た、いくつ……?」 悦子の瞳の中には、爛々とした力強い光が見えた。 「うん。 夏休みなのに、どうしてこんなにつまらないのかなあって」 真白い頬にはわずかに赤みがさしており、彼女の高揚を察することができる。 「そう……なの……?」 恐一には、この少女が何をそこまで喜んでいるのか、全く理解できなかった。 「そうなのそうなの」 悦子はこくこくと頷いた。 「もーう、退屈で退屈で死んじゃいそうだったの!」 腕をぶんぶん振りながら、悦子は感情の高ぶりを表現していた。 「だからねぇ、今はぁ……」 彼女は一旦恐一から離れると、両手を天に向けて一杯に広げる。 「きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!」 鼓膜をつんざくような声が、部屋に響き渡った。 思わず、恐一は耳を塞ぐ。 声がおさまったのは、十秒ほどが経ってからだった。 相当に無理をしたらしく、叫び終えた悦子は、ぜえぜえと苦しそうに息をしている。 「……って感じ……かなぁ」 ある程度呼吸が戻ってから、悦子は酸欠で赤くなった顔を上げて、にっこり微笑んだ。 「……いや……えっちゃん……」 恐一は、悦子にどう反応すべきかわからなかった。 不謹慎だと怒るべきなのか、それともはいはいと流すべきなのか。 いずれにせよ、この少女の態度は普通ではなかった。 「うるっさいよ、悦子。 周りから苦情来るだろ」 リビングから、悦子の祖母が文句をつけてくる。 「ごめん、おばあちゃーん」 全く反省のみえない態度で、悦子は謝罪する。 「どうしたの恐ちゃん。 ご機嫌ななめ?」 黙り込んでいる恐一を見て、悦子は首をかしげた。 「……別に、俺は普通だよ」 単に、何を話していいかわからないだけである。 「でも、あんまり楽しそうじゃないねー」 悦子の言葉を耳にして、恐一はムッとする。 ーー楽しいわけないだろ。 自分が生死の瀬戸際にいることを、悦子は今までの会話から理解したはずである。 なのに何故、そこまで無神経な発言ができるのかわからなかった。 そんな恐一の思いを知ってか知らずか、悦子はくすくすと笑っている。 「何がおかしいんだよ」 「だって、恐ちゃんっていっつも震えてるんだもん。 うさぎさんみたい」 「うさぎ?」 唐突な言葉に、恐一は困惑した。 「うさぎさん、うさぎさん。 何がそんなに怖いのかしら?」 悦子には恐一の様子がよほど滑稽に映るらしく、こちらを見ながらけたけた笑い続けていた。 恐一は何も答えられずに、黙り込んでしまう。 「震えている」という悦子の言葉は、恐一の外見的な挙動をさしているわけではなかった。 死を目前にして震え上がっている恐一の内心が、悦子には見えているのだ。 ーー……化け物……。 けらけらと笑い続けている悦子に、恐一は心中で呟く。 初めて恐一が悦子と会ってから、四年。 その間に、悦子によって何人が壊されてきたのか、正確な数は恐一にもわからなかった。 把握しきれないほどに、彼女の周囲では不穏な出来事が頻発しているのだ。 恐一も知る友人が事故にあったり、悦子の担任の教師が失踪したこともあった。 半年前に、教室で刃物を振り回し、何人もの死傷者を出した怨治の兄、恨川宿利についても、ひょっとすると悦子は大いに関わっていたのかもしれない。 事件の際、同じ教室にいなかった恐一にはよくわからないが、友人の話によればその時、宿利に狙われていたのは悦子だったらしい。 それらの事件の全てが悦子の意図したものとは言えないだろうが、全く関与がないとは言い切れなかった。 少なくとも、怨治のような一部の人間は、宿利が凶行に至った原因は悦子にあるとして、悦子や、恐一のことまでもを恨んでいる。 それが逆恨みとも言い切れないのは、恐一も不安になるだけの危うさを悦子が有しているからだった。 ーーよりにもよって、こいつに頼ることになるとは。 恐一は、この楽谷悦子という少女のことが嫌いだった。 できることなら、顔も見たくないと思っている。 ーーただ、誰かの壊れる様を見たいだけ。 それが楽谷悦子の、決して変わることのない本性なのだった。 「ねえねえ恐ちゃん」 手にしていたノートを閉じて、悦子は呼びかけてくる。 「今から、この部屋行こうよ」 「は?」 まるで、コンビニにでも誘うかのような気軽さだった。 この部屋というのが何を指しているのかは、訊ねるまでもない。 数秒間、恐一は言葉を返すことができなかった。 「えっちゃん……俺の話を聞いてたんだろ?」 「うん」 こくりと、悦子はうなずく。 「なら、どうして……」 一度入れば、死の運命からは逃れられないというのに。 「だってそんなの、何も見つからない場合の話だもん」 当たり前のように、悦子は答えた。 「ぱぱっと見つけちゃえば、危なくもなんともないじゃん」 そのように述べながら、悦子はにこにこ笑っている。 強がりで言っているようには、見えなかった。 「えっちゃんも……そのノートの中身、見たんだろ?」 容易に解決できる課題でないことは、すぐに読み取れるはずである。 「見たけどさあ、別に全然平気じゃない? 恐ちゃんは、ちょっと怖がりすぎだよ」 問いただしたところで、悦子はしり込みするどころか、けたけたと恐一の態度を笑ってみせた。 「ジェットコースターと同じだって。 こんなのね、怖がったら負けだよ。 負け」 悦子の言っていることが本気なのか冗談なのか、恐一には判断がつかない。 確かなのは、呪いについて語る悦子の目には、一片の恐怖も現れていないということだった。 「何で、わざわざ部屋にまで行くんだよ」 恐一は最初の質問に立ち返る。 まだ、一番重要な答えを聞いていなかった。 「別に、俺から話を聞くだけでも十分だろ?」 いくら自信があるからといって、悦子まで命をかける意味はないように思える。 「そんなの決まってるじゃん」 その質問に、悦子は迷うことなく回答した。 「すっごく、おもしろそうなんだもん」 そう語る彼女の目は、未知への期待できらきらと輝いている。 はっきり言って、正気とは思えなかった。 しかしぐらりと、恐一は己の意思が揺さぶられるのを感じる。 恐一は、初めて会った時から、ずっと悦子のことが嫌いで、嫌悪してきた。 悦子のことが、怖いからである。 自分とはまるで違う価値観を持っていて、何を考えているのかわからなかった。 しかしだからこそ、恐一は悦子から離れることができないのだ。 友人たちが不幸な目に遭っても、怨治から憎まれても、悦子と完全に縁を切ることはできなかった。 それは、悦子が恐一には決して無いものを持っているからである。 それは、神をも畏れぬ意志、と言うべきものかもしれなかった。 それが彼女の瞳に現れた時、恐一はどれほど理不尽な要求をされても、断ることができない。 火に吸い込まれる虫のように、悦子の瞳に、どこまでも惹き付けられていくからだった。

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#おそ松さん また一緒にいよう上

笑っ て こらえ て 死ん じゃい な

笑ってこらえて(死んじゃいな)の動画は?結婚式の旅で謎の声?放送事故か!! 笑ってこらえて(死んじゃいな)の動画は? 「怪奇現象?」「放送事故?」と話題になっているのが、2020年2月5日に放送された「笑ってこらえて・結婚式の旅」のVTRです。 大腸がん花嫁の遠藤のどかさんは将一さんと花火を見に行きました。 そして、のどかさんは体調が悪くなり倒れてしまったのです。 このとき、「死んじゃいな、死んじゃいな、死んじゃいな」と男性の声が入ってしまったのです。 そのときの笑コラ(笑ってこらえて)の動画がこちら 『笑ってコラえて』の再現VTRのここのシーンなんだけど、何度聞いても「 死んじゃいな」って言ってるように聞こえる。 なにこれ心霊現象? — える lTfC8qI4PATLiaC 笑ってこらえて(死んじゃいな)の正体は?結婚式の旅で謎の声?放送事故か!! 笑ってこらえて(死んじゃいな)の正体は? 放送事故と言われている「死んじゃいな、死んじゃいな、死んじゃいな」の声。 この謎の声の正体は遠藤将一さんの声で、苦しんでいるのどかさんに「しんどいな、しんどいな」と声をかけていたようです。 何度聞いても「死んじゃいな、死んじゃいな」と聞こえるので「放送事故」と話題になっています。

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一人息子が死にました

笑っ て こらえ て 死ん じゃい な

中でも、話題になったのは大腸ガンと診断された花嫁・和さんと遠藤さんの話でした。 ダーツバーで知り合った遠藤さんと和さんは、和さんのアタックで交際が始まりましたが、後に病院では大腸ガンと診断されます。 和さんは大腸ガンであることを遠藤さんに伝え別れを切り出しますが、遠藤さんは和さんの闘病生活を支え続けプロポーズし結婚するという感動的な話でした。 しかし、この2人の物語の再現VTRで「死んじゃいな」と言う声が聞こえたとのことで、ネットでは「心霊?」「放送事故?」「怖い」と大きな話題になりました。 こちらが、遠藤さんと和さんの秋田県「大曲の花火」の問題のVTR動画です。 『笑ってコラえて』の再現VTRのここのシーンなんだけど、何度聞いても「 死んじゃいな」って言ってるように聞こえる。 なにこれ心霊現象? — える lTfC8qI4PATLiaC 「死んじゃいな」と3回言っている声が聞こえますね。 これは心霊現象なのでしょうか?放送事故なのでしょうか? 笑ってこらえての「死んじゃいな」は「しんどいな」?心霊現象ではない? それがまとめブログ等に転載されてだんだんと拡散されていますが、花嫁の身内の方が放送局に問い合わせて新郎の方がアドリブで「しんどいな、しんどいな」と言ってる音声であると確認できたそうです。 ここでは、「笑ってコラえて」死んじゃいな動画の真相をまとめました。 調べてみたところ、日本テレビが正式にコメントしていました。 こちらが日本テレビによる説明です。 「ご指摘の部分は、『死んじゃいな』ではなく 新郎が新婦に『しんどいな』と声をかけているシーンです」 J-CAST どうやら、新郎役の男性は花嫁に「しんどいな」と声をかけていたそうです。 確かに、1回目は「しんどいな」とも聞こえます。 しかし、ネットでは「死んじゃいな」にしか聞こえないというこえも見られました。 また、今回、多くの人が「死んじゃいな」に聞こえた原因については「方言では?」との声も見られました。 ネットの反応 笑コラのやつ「しんどいな」にしか聞こえないけどな。 「しんどいな」ではないと思う。

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