淡路島5人殺害事件。 平野達彦【淡路島洲本市5人殺害事件まとめ】

平野達彦【淡路島洲本市5人殺害事件まとめ】

淡路島5人殺害事件

兵庫県洲本市で男女5人が殺害された事件で、9日に殺人未遂容疑で逮捕された無職の平野達彦容疑者(40)が過去にもトラブルを起こしていたことが分かった。 今回の事件では淡路島の静かな山あいの集落が突如、凄惨な連続殺人の舞台に。 5人も殺害した疑いがある同容疑者だが、精神疾患での通院歴があったことから、責任能力がないと判断されれば無罪、もしくは重い刑罰は免れる可能性がある。 専門家は「今後、精神病患者や障害者の犯罪に対する裁きの再考が必要だ」と緊急提言した。 捜査関係者によると、平野容疑者は以前、近所でパトカーが出動するトラブルを起こしていたという。 自宅付近では「インターネットで近くの人を中傷していた」と話す住民もおり、今回の事件との関連が注目される。 事件の知らせがあったのは9日午前7時過ぎのこと。 民家から女性の声で「お父さんとお母さんが刺された!!」と通報があり、兵庫県警の警官が現場へ。 血のついた服を着て付近にいた平野容疑者に声をかけると「私がやりました」と話したため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。 現場の民家で殺されたのは平野浩之さん(62)と妻方子さん(59)、浩之さんの母静子さん(84)。 女性2人は屋内で、男性は家のそばで倒れていた。 近所の平野毅さん(82)と妻恒子さん(79)の夫婦の遺体も見つかった。 県警は、5人を殺した殺人容疑に切り替えて調べを進めているが、平野容疑者は「今は話しません。 弁護士が来てから話をする」と供述している。 平野容疑者は現場近くで父親と2人暮らしだったが、離れで生活していた。 近所の男性は「おとなしい性格で、父親は地域で一番信頼できる人だ」と逮捕に驚く。 近隣住民らによると「最近は姿を見たことがない」。 ネット上では、容疑者と同姓同名のアカウントがフェイスブックとツイッターに存在する。 被害者らの写真や自宅住所を示した画像を掲載したうえに「各地で、電磁波犯罪と集団犯罪を行っている」などの根拠のない非難や、「キンコンゴリラーマン」「人類の敵」などと呼んでいた。 近所では「人の誹謗中傷をしていると噂になっていた」という。 一方的に、周囲に敵がい心を抱いていたようだ。 「容疑者は、集団ストーカー被害の妄想を生み出してしまった」と語るのは犯罪研究家の北芝健氏だ。 「被害者意識が非常に強い状態では、通りすがりの人が自分の方を見ただけで『攻撃されている』と感じる。 笑みを浮かべている人も『自分をあざけっている』と思う」 容疑者は数年前まで心の病で通院していた経歴を持つという。 「『攻撃された』と思ったことをきっかけとして、周囲の人が自分を『バカにした』『笑った』との妄想が生まれる。 「身を守るために、『やられるより先に、やらないと』と思って殺すのです」(同) 5人を殺したとして平野容疑者が起訴されても、無罪になる可能性が高いと北芝氏は指摘する。 「検察側と弁護側は双方で精神鑑定の結果を出し合って戦うことになる。 結果、検察側が負けるケースが多い。 世論は『こんなひどいことをしたヤツは死刑にしろ』と言う。 その声に法律は応えない。 同様の事件で家族を殺され、無念の涙を流した遺族がたくさんいる」 平野容疑者の異常性はインターネットでの言動を把握していれば、認識できたかもしれない。 「一見、正常な人間がネット上で異常性を見せることは珍しくもない。 犯罪を犯した患者や、退院した患者のネット履歴を監視したり、GPSをつけるのは、決して差別ではなく、社会を守るためのものだと思う。 適切な方向でルール作りが論じられていくことが願われる」 また、北芝氏は日本の裁判官の資質にも疑問の目を向け、「海外の法曹界から日本の裁判官は『根性なし』と見られている。 無罪にしても『監視をつけることが必要』などの条件をつけない。 裁判官が報復を恐れているからだ」と指摘した。

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平野達彦【淡路島洲本市5人殺害事件まとめ】

淡路島5人殺害事件

2015年3月9日午前7時15分頃、兵庫県洲本市中川原町中川原の平野浩之さん方で「家族が刺された」と110番通報を受ける。 兵庫県警洲本署員が駆けつけたところ、平野浩之さん方で家族3人が倒れていたのを発見。 平野浩之さんら3人を心肺停止の状態で病院に搬送、病院で3人の死亡を確認した。 付近を検索中の警察官が平野毅さん方で男女2人の遺体を発見した。 遺体は死後硬直が始まっていた。 午前7時45分頃、署員が近くの路上で血の付いた衣服を着ていた男に職務質問したところ、「自分がやった」と事件への関与を認めたため、現場近くに住む無職、平野達彦容疑者(40)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。 同日、県警は容疑者の自宅を捜索し、ナイフを含む複数の刃物を押収した。 内ナイフ1本に血痕が付着していた。 翌3月10日、兵庫県警は午前、容疑を殺人に切り替えて40歳容疑者を神戸地検に送検。 同30日、隣家の夫婦の殺害容疑で再逮捕した。 4月9日、神戸地検が鑑定留置を神戸地裁に請求し、地裁は認めた。 洲本市役所によると、毅さんの娘が事件直前の3月4日に同市による無料法律相談に参加し、応対した弁護士に平野に関係すると見られるトラブルについて対処法などを尋ねたという。 事件当時、毅さんの娘と30歳代の孫の男性は外出していたため難を逃れた。 浩之さんの上司は浩之さんについて「非常に真面目で穏やかな人柄。 仕事もきっちりしていた」「挨拶を欠かさず、書類作成も完璧で皆から頼りにされていた」、近くに住む62歳の男性は「田んぼの作業が遅れていた時、頼んでいないのに浩之さんが手伝ってくれた」と述べている。 方子さんについて同僚である46歳の男性は「几帳面で責任感が強く、ホームヘルパーたちから方子さんに聞けば大丈夫と便りにされていた」、ヘルパーの47歳の女性は「昨年の夏に浩之さんと北海道へ旅行し、嬉しそうにしていた」と語っている。 浩之さんは土地調査や測量を行う地元のコンサルタント会社で阪神大震災の復興などに携わった経験もあった。 毅さんは洲本市役所で開発課長、市民課長を勤めて定年退職し当時の同僚からは「朗らかで誠実な人」、近所の住民からは「孫と一緒に住むために昨年秋から自宅を改装しており、家族は皆温厚でトラブルなど聞いたことがない。 足の悪い恒子さんを運転して病院に通院していた」と語られている。 定年後は地元の老人会の中心になり旅行の世話役を務め、恒子さんは婦人会で世話役の補佐を務めていた。 平野宅と被害者家族の家はいずれも半径約50メートルの範囲に存在する。 平野は自宅で父親と祖母の3人暮らし(両親は離婚)だった。 ただし平野は離れで1人暮らししていた。 平野は会員制交流サイトであるFBやツイッターなどに本名で登録し、被害者家族やそれ以外の近隣住民を批判する書き込みを繰り返していた。 今年になってから近隣住民への批判が増え、1日50件以上書き込むこともあり、事件直前の3月5日にはBの家族の名前や自宅の地図、毅さんの名前や顔写真を掲載した上で中傷した。 ツイッターでは前日の3月8日に毅さんの家族の名前を挙げて「人類の敵」などと攻撃的な書き込みの他、自宅地図も投稿していた。 他にも勤務先などを書き込んでいた。 書き込みの中には「人類の敵」の他、「(近隣住民や被害者が)工作活動を行なっている」「電磁波兵器で他人の心を破壊工作」等と辻褄の合わない記述もあり、平野の刑事責任能力の有無や程度について調べられている。 他にもFBの自己紹介欄には「管理ネット代表」と称し好きな言葉は「勧善懲悪」、米軍や日本政府に対する批判も書き連ねている。 平野について近所の70代男性は「弟思いで機会いじりが好き。 優しかった」、知人男性によると「平野は半年前まで明石市のアパートに居住していたが、昨年8月頃に「出て行かないといけない。 ここに住めなくなった」と電話で連絡してきた。 相手の目をじっと見て話し続けるなど精神的に不安定な様子を感じた」、近所の50歳代男性は「平野のことは父親も一切、口にしていなかった。 てっきり外に働きに出ていると思っていた」、知人女性は「小学生時代は普通の子」、別の女性は「中学生になった頃ぐらいから姿を見ていない。 父親は町内の会合にもよく顔を出していたが、息子の話は聞いたことが無い」、近所の38歳の男性会社員は「近所付き合いもせず引き篭りがち。 近所の集まりにも参加していない」、近所の73歳の男性は「(平野は)おとなしい性格で、父親は地域で1番信頼できる存在」と語っている。 3月10日に自宅を家宅捜索した結果、犯行に使われた複数の刃物が押収されたという。 妄想性障害は、あまり知られていない病名でしょう。 妄想といえば、統合失調症を思い浮かべる人も多いと思います。 妄想はあるけれども、他の統合失調症の症状はない、また統合失調症の妄想ほどは訳のわからない妄想である場合が多いのが、妄想性障害です。 妄想には、被害妄想、誇大妄想、微小妄想、嫉妬妄想などがあります。 中年期に発病しやすい病気で、妄想は体系的であり、一つの世界観を持っていたりすることもあります。 知的水準が下がることも、人格が崩壊することもありません。 妄想はあるものの、他の問題はないので、社会生活を普通に送ることもあります。 ただ、その妄想のために、クレームの電話などをしばしばするようになれば、トラブルが起きることもあるでしょう。 治療を受けて、数ヶ月で妄想が消えていくこともあります。 ~警察は、精神疾患があるということを発表している。 近所の人に聞いても、かなり長い間、達彦容疑者は、家の中にひきこもりだったという。 ツイッターには、浩之さん方の地図や住所を示し、「ストーキングと電磁波犯罪を徹底して行っている」などと中傷する書き込みもあった。 投稿の多くは意味不明で、県警は責任能力の有無や事件との関連を慎重に調べる。 同容疑者には妄想性障害があるという。 5人が殺害された大量殺人事件です。 事件の背景はまだ不明ですが、ネット上で奇妙な書き込みをしていたこと、そして「妄想性障害」と報道されています。 精神鑑定など受けていないのに「妄想性障害」という具体的な診断名が報道されているということは、犯行前の医師による診断が妄想性障害なのでしょう。 妄想性障害だから危険な犯罪を犯すわけではありませんが、診断名が出ている状態なのに犯罪を止められなかったのは、とても残念です。 一つの病名と犯罪を結びつけることは、大きな間違いです。 ただ、偏見を減らし、報道を理解するための知識は必要だと思います。 妄想といえば、統合失調症を思い浮かべる人も多いと思います。 妄想はあるけれども、他の統合失調症の症状はない、また統合失調症の妄想ほどは訳のわからない妄想である場合が多いのが、妄想性障害です。 妄想には、被害妄想、誇大妄想、微小妄想、嫉妬妄想などがあります。 中年期に発病しやすい病気で、妄想は体系的であり、一つの世界観を持っていたりすることもあります。 知的水準が下がることも、人格が崩壊することもありません。 妄想はあるものの、他の問題はないので、社会生活を普通に送ることもあります。 ただ、その妄想のために、クレームの電話などをしばしばするようになれば、トラブルが起きることもあるでしょう。 治療を受けて、数ヶ月で妄想が消えていくこともあります。 被害妄想や恋愛妄想による犯罪例などがあります。 1999年に発生し、5人が死亡した「下関通り魔事件」では、一審では妄想性障害との精神鑑定結果が採用され、責任能力はあるものの、その力が弱っている心神耗弱状態とされました。 しかし、最高裁では認められず、死刑が執行されています。 2008年に発生し2名が死亡した「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」は、「愛犬のあだ討ち」が動機であり、弁護側は妄想性障害を主張しましたが、裁判では完全に責任能力がありとされ、死刑判決がでています。 このような事例はあるものの、妄想性障害と犯罪とを単純に結びつけることは間違いだと思います。 ほとんどの患者は、殺人はもちろん、傷害事件も起こしていません。

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洲本5人殺害事件 「何がなんだか分からない状態で」死刑判決(園田寿)

淡路島5人殺害事件

兵庫県洲本市で男女5人が殺害された事件で、9日に殺人未遂容疑で逮捕された無職の平野達彦容疑者(40)が過去にもトラブルを起こしていたことが分かった。 今回の事件では淡路島の静かな山あいの集落が突如、凄惨な連続殺人の舞台に。 5人も殺害した疑いがある同容疑者だが、精神疾患での通院歴があったことから、責任能力がないと判断されれば無罪、もしくは重い刑罰は免れる可能性がある。 専門家は「今後、精神病患者や障害者の犯罪に対する裁きの再考が必要だ」と緊急提言した。 捜査関係者によると、平野容疑者は以前、近所でパトカーが出動するトラブルを起こしていたという。 自宅付近では「インターネットで近くの人を中傷していた」と話す住民もおり、今回の事件との関連が注目される。 事件の知らせがあったのは9日午前7時過ぎのこと。 民家から女性の声で「お父さんとお母さんが刺された!!」と通報があり、兵庫県警の警官が現場へ。 血のついた服を着て付近にいた平野容疑者に声をかけると「私がやりました」と話したため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。 現場の民家で殺されたのは平野浩之さん(62)と妻方子さん(59)、浩之さんの母静子さん(84)。 女性2人は屋内で、男性は家のそばで倒れていた。 近所の平野毅さん(82)と妻恒子さん(79)の夫婦の遺体も見つかった。 県警は、5人を殺した殺人容疑に切り替えて調べを進めているが、平野容疑者は「今は話しません。 弁護士が来てから話をする」と供述している。 平野容疑者は現場近くで父親と2人暮らしだったが、離れで生活していた。 近所の男性は「おとなしい性格で、父親は地域で一番信頼できる人だ」と逮捕に驚く。 近隣住民らによると「最近は姿を見たことがない」。 ネット上では、容疑者と同姓同名のアカウントがフェイスブックとツイッターに存在する。 被害者らの写真や自宅住所を示した画像を掲載したうえに「各地で、電磁波犯罪と集団犯罪を行っている」などの根拠のない非難や、「キンコンゴリラーマン」「人類の敵」などと呼んでいた。 近所では「人の誹謗中傷をしていると噂になっていた」という。 一方的に、周囲に敵がい心を抱いていたようだ。 「容疑者は、集団ストーカー被害の妄想を生み出してしまった」と語るのは犯罪研究家の北芝健氏だ。 「被害者意識が非常に強い状態では、通りすがりの人が自分の方を見ただけで『攻撃されている』と感じる。 笑みを浮かべている人も『自分をあざけっている』と思う」 容疑者は数年前まで心の病で通院していた経歴を持つという。 「『攻撃された』と思ったことをきっかけとして、周囲の人が自分を『バカにした』『笑った』との妄想が生まれる。 「身を守るために、『やられるより先に、やらないと』と思って殺すのです」(同) 5人を殺したとして平野容疑者が起訴されても、無罪になる可能性が高いと北芝氏は指摘する。 「検察側と弁護側は双方で精神鑑定の結果を出し合って戦うことになる。 結果、検察側が負けるケースが多い。 世論は『こんなひどいことをしたヤツは死刑にしろ』と言う。 その声に法律は応えない。 同様の事件で家族を殺され、無念の涙を流した遺族がたくさんいる」 平野容疑者の異常性はインターネットでの言動を把握していれば、認識できたかもしれない。 「一見、正常な人間がネット上で異常性を見せることは珍しくもない。 犯罪を犯した患者や、退院した患者のネット履歴を監視したり、GPSをつけるのは、決して差別ではなく、社会を守るためのものだと思う。 適切な方向でルール作りが論じられていくことが願われる」 また、北芝氏は日本の裁判官の資質にも疑問の目を向け、「海外の法曹界から日本の裁判官は『根性なし』と見られている。 無罪にしても『監視をつけることが必要』などの条件をつけない。 裁判官が報復を恐れているからだ」と指摘した。

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