凪待ち キャスト。 白石和彌映画『凪待ち』あらすじ。香取慎吾をキャストに迎えてロケ地(石巻)を舞台に撮る

凪待ちは香取慎吾もストーリーもダメ!感想とネタバレ

凪待ち キャスト

0 こんにちは。 エンタメブリッジライターのriezoです。 元SMAPの 香取慎吾さんをキャストに迎え、白石和彌監督がメガホンを握った映画「凪待ち」を観てきました! 主役の香取慎吾さんは、アイドルのころから絵を描くなど多彩な才能の持ち主ですが、役者としてはそれほど評価は高くなかったのではないかと思います。 ところがこの作品を観て、香取慎吾さんに対する印象はガラリと変わりました。 いえ、正確に言うと変わったと言うより、「ほら!やっぱり役者としても素晴らしかったじゃん!」というのが本音。 実はもう20年以上前に「ドク」というドラマでベトナムからの留学生を演じていたのを観て、この人いい演技するなと思っていたのです。 「凪待ち」は、脚本を書いた加藤正人氏のオリジナル脚本ですが、映画にさきがけノベライズもされています。 公式サイトなどの作品情報を見ると「誰が殺したのか なぜ殺したのか」というキャッチコピーのために、犯人捜し系のクライムサスペンスだと思ってしまいますが、作品のメインテーマは犯人が誰かということより、さらに深い人間の闇に焦点を当てています。 香取慎吾さんはじめ、 キャスト陣もなかなかクセの強い役者さんが揃っていて、出演者の顔ぶれを見るだけでもおもしろいに決まってるやん!と期待が膨らみます。 それでは、役者・香取慎吾の魅力も満載の、映画「凪待ち」についてネタバレありでレビューしていきましょう! 公開日: 2019年6月28日(日本) 監督:白石和彌 脚本:加藤正人 出演者:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、他 公式サイト: 2. html 大きな出来事は、 主人公郁男の恋人が殺されてしまうことです。 しかし、その犯人を捜すことに焦点を当てられてはいません。 それは単なる「きっかけ」にすぎないのです。 結末まで知りたくない方は、ネタばれなしのあらすじだけ読んでくださいね。 「凪待ち」のあらすじ(ネタバレなし) ギャンブル依存の木野本郁男(香取慎吾)は、恋人の亜弓(西田尚美)と亜弓の娘美波(恒松祐里)と一緒に川崎で暮らしていました。 あるとき 亜弓は突然故郷の石巻に戻ると言い出します。 亜弓の父親・勝美(吉澤健)が末期の癌だったのです。 勝美は震災の津波で妻を亡くしたあとも、漁師を続けながら1人で石巻に住んでいました。 近所に住む小野寺(リリー・フランキー)という男が、何かと勝美の世話を焼いてくれています。 郁男はギャンブルを止める約束で亜弓らと共に一緒に石巻に行き、小野寺に紹介された印刷屋で働き始めます。 郁男には印刷技師の資格があったため、新しい会社でもなんとか仕事になじめそうでした。 石巻には競輪場もないのでギャンブルとも縁が切れそうに思えました。 しかし、ある日仕事仲間が出入りするノミ屋に連れられて行ってしまい、 そこから再びギャンブルに手を染めるようになってしまうのです。 亜弓の娘・美波は、川崎の学校でいじめに遭い登校拒否になっていましたが、石巻では母に言われて嫌々ながらも定時制高校に通い始めました。 美波は定時制高校で昔の友人・翔太(佐久本宝)と再会します。 翔太は美波の唯一の話し相手になりました。 ある朝、亜弓は美波の部屋から煙草を見つけ、煙草を吸っているのかと美波を問い詰めます。 それは翔太が吸っているのを見とがめた美波が取り上げた煙草でした。 友達から預かっているだけだと訴えた美波でしたが、亜弓は友達を選べとさらに美波を責めたてます。 母親に反発した美波は、家を飛び出しその夜遅くまで帰りませんでした。 連絡が取れなくなった美波を心配した亜弓は、繁華街を探し回りますが見つかりません。 郁男にも一緒に探してもらいますが、心配しなくても大丈夫だという郁男に、他人だからそんなことを言うのだと亜弓は郁男に八つ当たりのように怒鳴りちらします。 言い争いになった挙句、ついに郁男は怒りのあまり「だったら1人で探せ!」と 亜弓を車から降ろし、その場に置き去りにして行ってしまいます。 その後郁男は、翔太と一緒にいる美波を見つけましたが、同じころ亜弓は何者かに殺されてしまっていたのです。 html 亜弓が殺されてしまってからが、「凪待ち」の本当の意味での物語の始まりです。 亜弓の殺害までは、この作品に登場する人物の紹介とその背景をストーリーを追いながら観客に見せていたと言ってもいいと思います。 ギャンブルを止めようとするがやめられない郁男、そんな郁男に腹を立てつつも心の中ではいつか2人で幸せになりたいと思っていた亜弓。 亜弓は海が好きで、いつかカリブ海に浮かぶパナマのサンブラス諸島に郁男と一緒に行くのが夢でした。 俺が連れて行ってやるよ。 出会った頃に言っていた郁男の言葉を信じながら、その夢のためにコツコツとお金を貯めていた亜弓でしたが、郁男はその貯金からもこっそりお金を抜き取ってギャンブルにつぎ込んでいたような男です。 亜弓は郁男が自分のへそくりからお金を盗んでいるのを知りながら、それでもいつか郁男がギャンブルから足を洗ってくれると信じていたのです。 html そんな亜弓が、娘の美波を探しているうちに郁男と喧嘩になり、その結果殺されてしまったというわけです。 亜弓の死に対して、郁男も美波も自責の念を持ち続けます。 郁男は自分を責めると同時に、 亜弓の死から逃げるようにどんどんギャンブルに嵌っていきました。 手持ちの金がなくなると、ノミ屋から借金を重ねていきます。 郁男の生活はどんどん荒れていきました。 警察からは亜弓殺しの疑いをかけられ、会社の同僚の裏切りによって金の横領を疑われます。 郁男は裏切った同僚にキレて職場で暴力をふるい、事務所の中をめちゃめちゃにしてクビになってしまいました。 そんな時、何かと郁男のことを助けてくれたのが、近所に住んでいた小野寺でした。 クビになった会社への弁償金を肩代わりしてくれたばかりか、当座の資金まで世話してくれるのです。 しかし、どっぷりとギャンブルに嵌った郁男は、周りの人間からの信頼を裏切るようにすべての金を競輪に溶かしてしまいます。 ついにノミ屋の借金が膨らんでどうにもならなくなった時、郁男は福島に除染作業に行くことに決めました。 しかし それを知った勝美は自分の船を売り、その金で借金を返してやり直せと諭します。 勝美もかつてはヤクザな生き方をしており、亡き妻と結婚したことで真っ当になれたのだと言います。 郁男は勝美がくれたお金で借金を返すことができました。 ところが残ったお金をまたしてもすべて競輪に賭けてしまうのです。 これが依存症の恐ろしさですね。 自分の欲望を自分でコントロールできません。 しかし、これが最後と言い聞かせて賭けたレースを当ててしまうのです。 これで今までの掛け金をすべて取り戻せる、そう思って喜んだ郁男ですが、ここがノミ屋の怖いところ。 もともとレースに勝ったからと言って払い戻してくれるようなまともな相手ではありません。 掛け金もろとも奪われてしまいました。 郁男は生活も精神状態も地獄のようです。 金を手に入れてはすべて溶かす、そんな自分が嫌になり自暴自棄になる。 この繰り返しです。 あらゆる場面で助けてくれていた小野寺は、仕事も失い生きる気力も失った郁男を自分が働く会社で働けるように頼み込んでくれました。 ところがここで誰もが驚愕することが起こります。 それは、小野寺が亜弓を殺した犯人だったということです。 突然やってきた刑事たちは、小野寺を亜弓殺しの犯人として逮捕しました。 これに一番ショックを受け怒りを抑えられなかったのは郁男です。 小野寺がなぜ亜弓を殺したのか、映画の中では明らかにされていません。 しかし小野寺は、亜弓がいつか行きたいと言っていた、そして郁男がその名前も忘れていたサンブラス諸島のことを知っていました。 おそらく亜弓のことを昔から好きだったのでしょう。 真犯人が分かってからも、郁男は勝美たちに対して亜弓の死を償えないと思っていました。 そして石巻を離れ、東京に戻ることを決めます。 ところが、川崎に住んでいたころの同僚で、よく一緒に競輪場に通っていた渡辺(宮崎吐夢)という男が、リストラされた会社を襲撃して逮捕されたというニュースをテレビで目にします。 それを見た郁男は、自分もノミ屋に乗り込んで店内をめちゃめちゃに破壊してしまい、ノミ屋の元締めのヤクザ事務所に拉致されてしまいました。 html そんな郁男を助けたのは勝美でした。 そのヤクザの組長は勝美の昔の仲間だったのです。 郁男はこの勝美の行動に心の底から号泣します。 ここでやっと、まともな人間として生きていく場所ができたのです。 結局、その後ノミ屋は郁男にレースの配当金を返しました。 そしてその金で郁男は勝美が売った船を買い戻します。 その時、郁男は美波から書きかけの婚姻届を見せられます。 亜弓が生前に勝美と美波を保証人にして書いていたもので、あとは郁男が署名をするだけになっている婚姻届。 亜弓はいつか郁男と家族になれる日を待っていたのです。 それを知った郁男は、 勝美と美波とともに石巻で人生をやり直そうと決めるのでした。 html この作品の 大きなテーマは不条理と再生です。 自分ではどうすることもできない理不尽な出来事に巻き込まれていく人々。 そして、そこからいかに人生をやり直していくのかということが描かれているのです。 そのテーマをいかに描いているのかというところが、この作品の見どころとなっています。 なるべくネタバレしないように見どころを紹介していきましょう。 香取慎吾を始めとするクセのありすぎるキャスト陣 まず何と言っても、 この作品は主役が香取慎吾さんだったということが大きなポイントです。 それは元アイドルだったから、ということではありません! 確かにダメ人間然とした風貌(キャラクターとして)でありつつも精悍で魅力的な顔立ちには、元アイドルとしての隠しきれない面影が見え隠れするところでもありますが。 しかし! 私はあの「ドク」の時にすでに見抜いていました。 笑顔でいながらもどこか寂しさをたたえた瞳を。 そしてこの「凪待ち」では、 その寂しげな瞳の奥に、さらに人間の闇を隠し持ち、飄々としながらも凄みのある表情を何度も私たち観客に見せてくれているのです! ギャンブルの誘惑に勝てず、ノミ屋に入ってしまう直前の悪魔のような表情は秀逸です。 そしてそんな慎吾ちゃんを囲むバイプレイヤーのキャスト達が、これまた見事なクセモノ(いい意味で)ばかり。 リリー・フランキーさんは、いかにも人の好さげな人物でありながら、どこか胡散臭さをも持ち合わせる小野寺を見事に演じています。 この方の魅力は、どんな作品でも悪人なんだか善人なんだか最後までよく分からないところですね。 勝美役の吉澤健さんは、若松孝二監督や北野武監督などの作品に出演しているいぶし銀の役者さんです。 北野監督の「龍三と七人の子分たち」ではカミソリのタカを演じていました。 ご自身も「70才を過ぎて滲みでるもの、出たと自負しております。 」と語っておられたように、セリフだけでなくたたずまいにも滲み出る「味」がありました。 そして私が 香取慎吾さんに次いで凄いと思ったのが、 郁 男の同僚の尾形を演じた黒田大輔さんです。 尾形は石巻の印刷会社で郁男と一緒に働いているのですが、何しろ「汚い」。 お弁当を食べているシーンなどは、絶対こういう人と一緒にご飯は食べられない、と思いました。 しかしこの「汚さ」がのちに生きてくるところなのですが、この汚い尾形を文字通り体を張って演じる黒田さんの役者魂を感じました。 html 「凪待ち」では、郁男を取り巻く様々な登場人物が物語を作り上げるうえでそれぞれ大きな役割を果たしています。 そして どの人物も人間性として「裏の顔」と呼べる2つの顔を持っていることが描かれています。 郁男自身も普段は大人しくて口数が少ないですが、カッとなるとものすごい暴力的になる男。 普段はニコリともしない無愛想な郁男ですが、川崎の競輪場に一緒に行っていた元同僚の渡辺といるときだけは笑顔を見せるのも印象的です。 人の良い親切な人間がものすごい裏切りをしたり、寡黙で何を考えているか分からない人が真の優しさを持っていたっていうのは、映画ではありがちと言えばありがちな話です。 でも人間ってそういうものだし、 複雑で多面的なものであるということをリアルに生々しく描いているところもこの作品の見どころです。 いかにして人は堕落していくのか 「凪待ち」は主人公の郁男がギャンブルと酒の依存症であるということが、ストーリーの上では欠かせない要素です。 というか、ギャンブルから抜け出せない主人公の人生を通して、この世の不条理や人生のやり直しを描いている話。 ですから、この「依存」というものが実際どういうものなのか、言葉では表しきれない恐ろしさと腹立たしさとやるせなさを観客に見せつけてくるのです。 なんでそこでまたやっちゃうんだよ!とスクリーンの向こうの郁男をなじりたくなる気持ちと、やっぱりこれが依存症の恐怖なんだよね、と思わせるシーンの数々。 どんなに周りの人間に申し訳ないと思っても、 脳が感じる欲求とはそういう理性とかけ離れたところで快楽を求めてしまうものなのだということが、不穏な空気を演出する映像からじわじわと伝わってきます。 郁男がノミ屋に入る直前には、必ず画面が傾いていく。 じわる怖さですよ・・・。 html 「凪待ち」の主題目は、誰が亜弓を殺したのかという犯人捜しではありません。 ギャンブルを止められない郁男という主人公を通して、人間の弱さや強さを描こうとしています。 自分でも良くないことだと、止めなければならないのだと分かっていても、現実の辛さや理不尽なこと(だと思っていること)から逃げるために、人は何かに依存してしまうのだと思います。 それが人間の弱さです。 郁男は自分の弱さを知りつつ、それを乗り越えて強くなることができませんでした。 周りの人々の優しさや救いでさえも、むしろ郁男にとっては自分のダメさを浮き彫りにしていくものになってしまっていたのではないでしょうか。 この「凪待ち」は石巻が舞台となっています。 石巻は、かつての震災の津波によって多くのものや人の命が奪われた場所です。 亜弓は津波ですべてがなくなったと言っていました。 しかし、妻を津波で失った勝美は津波で新しい海になったと言います。 失ったものは当然沢山あるけれど、喪失感だけを抱えて生きていくことはできません。 失くしたものは戻らないけれど、そこから人はまた新たに前に進んでいかなければならないのです。 郁男はギャンブルを止められなかったために多くのものを失いました。 でもそこで人生までも止めてしまうことはできないのです。 失くしたものを取り返すのではなく、 今目の前にあるものを失わないためにも新たにやり直さなければならない。 そしてそれができるのが人間の強さであるということを描いているのだと思います。 亜弓の夢はいつか郁男と2人でパナマのサンブラス諸島に行くことでした。 亜弓にとって、サンブラス諸島というのは単なる場所ではなく、郁男との幸せそのものの象徴でもあったのではないでしょうか。 理不尽な形で命を絶たれてしまったために、サンブラス諸島=幸せの場所は永遠に手の届かないものになってしまいました。 しかし郁男には勝美と美波というかけがえのない「家族」が残りました。 ラストシーンで3人の目の前に広がる海は、明るいパナマの海とは真逆の重く静かな海です。 亜弓が思い描いた幸せとは全く違うけれど、 これが今の郁男の前に広がる未来なのです。 津波で荒れた海が新しい海となったように、郁男も自分の人生を再生できるのか、それとも再び弱さに負けてしまうのか、それは分かりません。 今は凪いでいるように見える石巻の海も、 その海底にはまだ完全に忘れることのできない「現実」がある、そんなことが分かるラストシーンが郁男のこれからの人生を予兆しているようにも見えてしまいました。 html なかなか重いテーマなので、観賞後はいろいろなことを考えさせられます。 テレビ等であんまり宣伝されていなかったかな?という印象もありますが、多くの人に観てもらいたい佳作です。 依存症は本人の気合で治せる!と思っている人 よく、煙草やお酒を止められない人を「あいつは意志が弱いから」などという人もいますが、実際何か習慣化していることを止めるって、難しいことですよね。 依存レベルまでいっちゃうと、さらに困難で、簡単に意志の力だけで止めることのできないものもあると思います。 他人から見ると本気で止めようと思ってないんちゃうか!?って思われてしまうけど、 実は本人が一番苦しんでいたり・・・。 依存症の人を擁護している訳ではありませんが、そこから抜け出すことがどれほど大変なのか、また、周りの人も巻き込んでしまう恐怖や苦しみについて、少しでも理解を深められるかもしれません。 人生の中でやり直せない経験を持っている人 すごく残酷なことを言うと、過ぎてしまったことはどんなことをしても元には戻せません。 よく、人生なんてどこからでもやり直せる、と言いますが、あれは正しくもあり正しくなくもありです。 もちろん、人生をやり直すことはできますよ。 だけど、 まったく同じものを取り戻すことはできないのです。 だからこそ、粗末に生きてはいけない。 でも、やり直せない失敗なんて、どれだけ多くの人がしていることか。 そして、失敗することは仕方ない。 人間だもの。 by riezo ただ、まったく同じものを取り戻せないとしても、 そこから新しく始めることはできます。 もし、過去に犯した(自分の中での)大きな過ちや失敗にまだ心を引きずられている人がいたら、郁男を見てください。 これに比べたらまだまし、って思うかもしれないし、他人事とは思えないという人もいるかもしれません。 でも時間はかかっても必ず自分にも「凪」はやってくる、そう思って一歩前に進んでほしいです。 「家族」ってなんだか良く分からない人 郁男は勝美と美波とは血がつながっていませんし、法的にも他人です。 でも最後の最後まで見捨てなかったのはこの2人です。 郁男をヤクザ事務所から引き取ったときの勝美の言葉が胸にささります。 そしてこの言葉で郁男は心底救われたのだと思います。 家族って、血のつながりだけじゃないんですね。 そして 血がつながっていたからといって自動的に家族になれるわけでもないのかもしれません。 はっきりと「これぞ家族!」なんていう答えはこの映画からは得られません。 でも自分の中でモヤモヤ考えていることに少しだけヒントをもらえるかもしれないです。 アイドルの慎吾ちゃんしか知らない人 何はなくとも香取慎吾がいなければ「凪待ち」という映画はこれほど良い作品にならなかったんではないかと思います。 それぐらい役者・香取慎吾の魅力がスクリーン一杯に、何ならスクリーンから飛び出してくる勢いでダダ漏れしている。 もはやそこにはアイドルの慎吾ちゃんはいませんよ。 気づけば年齢も40歳を超えてますし、きちんと汚い40代のダメな男を演じています。 だがしかし!やはり画面を持たせるだけのイケメンぷりも否めない。 もしも元SMAPの香取慎吾というイメージしか持たずに映画館に行ったとしたら、そのイメージを180度変えられること間違いなしです。 香取慎吾を主役にして映画を撮ってくれた白石和彌監督に感謝!(実は隠れ慎吾ファンのriezoでした).

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白石和彌映画『凪待ち』あらすじ。香取慎吾をキャストに迎えてロケ地(石巻)を舞台に撮る

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映画「凪待ち」の犯人は誰?亜弓を殺した動機や理由【ネタバレあり】

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なんと言っても、白石作品には意外なキャスティングに思えた香取慎吾の凄さ。 底辺ギャンブラーで、狂気的な面もあるどうしようもない男なのに、どこかに優しさがあり、愛らしさを兼ね備えた郁男を好演。 キャスト、景観、映像、音楽、非の打ち所がない。 あらすじ・見どころ 毎日をふらふらと無為に過ごしていた木野本郁男(香取慎吾)は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓(西田尚美)の故郷・石巻に戻る決心をした。 そこには、末期がんであるにも関わらず、石巻で漁師を続ける亜弓の父・勝美(吉澤健)がいた。 亜弓の娘・美波(恒松祐里)は、母の発案で引っ越しを余儀なくされ不服を抱いている。 美波を助手席に乗せ、高速道路を走る郁男に美波の声が響く。 「結婚しようって言えばいいじゃん」 半ばあきらめたように応える郁男。 「言えないよ。 仕事もしないで毎日ぶらぶらしてるだけのろくでなしだし…」 実家では、近隣に住む小野寺(リリー・フランキー)が勝美の世話を焼いていた。 人なつっこい小野寺は、郁男を飲み屋へ連れていく。 そこで、ひどく酒に酔った村上(音尾琢真)という中学教師と出会う。 村上は、亜弓の元夫で、美波の父だった。 新しい暮らしが始まり、亜弓は美容院を開業し、郁男は印刷会社で働きだす。 そんな折、郁男は、会社の同僚らの誘いで競輪のアドバイスをすることに。 賭けてはいないもののノミ屋でのレースに興奮する郁男。 ある日、美波は亜弓と衝突し家を飛び出す。 その夜、戻らない美波を心配しパニックになる亜弓。 落ち着かせようとする郁男を亜弓は激しく非難するのだった。 「自分の子供じゃないから、そんな暢気なことが言えるのよ!」 激しく捲くし立てる亜弓を車から降ろし、ひとりで探すよう突き放す郁男。 だが、その夜遅く、亜弓は遺体となって戻ってきた。 郁男と別れたあと、防波堤の工事現場で何者かに殺害されたのだった。 「籍が入ってねえがら、一緒に暮らすごどはできねえ」 年老いた勝美と美波の将来を心配する小野寺は美波に言い聞かせるのだった。 一方、自分のせいで亜弓は死んだという思いがくすぶり続ける郁男。 追い打ちをかけるかのように、郁男は、社員をトラブルに巻き込んだという濡れ衣をかけられ解雇となる。 「俺がいると悪いことが舞い込んでくる」 行き場のない怒りを職場で爆発させる郁男。 引用 — 映画「凪待ち」の主演に迎えられたのは、香取慎吾さんです。 本作で演じる木野本郁男は、普段明るくて人気者のイメージの香取慎吾さんとは正反対のキャラクター。 ギャンブル依存症でフラフラと人生を生きている中年男を演じています。 また今回、香取慎吾さんは初めてノーメイクで撮影したということも話題になりましたね。 ノーメイクで挑むことで、頭に手をやったり髪をかきむしったりと、より自然体な演技ができたそう。 それによるものでしょうか。 本作でかなり振り切った演技を披露している香取慎吾さんに注目したいですね。 人生のどん底まで落ちた主人公の心の成長を表しているのかもしれませんね。 そして「凪待ち」は3,11をテーマにした映画でもあります。 撮影の舞台は被災地である岩手県の石巻。 8年たった今もなお津波の爪痕が見られる風景は深く考えさせられます。 ぜひ背景にも注目して観てみて下さい。 豪華なキャスト陣の演技にも注目ですよ。

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