膵臓 癌 ステージ。 「膵臓癌」

膵臓癌ステージⅣの治療法をいろいろ調べてみた|癌ニモマケズ

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は最も予後が悪いといわれるがんです。 しかし、近年の研究成果により膵臓がんの予後は大きく変わってきました。 本記事では、膵臓がんの生存率、そして予後の改善が期待される背景について静岡県立静岡がんセンター 肝・胆・膵外科部長の上坂克彦先生にお話を伺いました。 膵臓がんの生存率-ステージ別・全症例の生存率 がんの生存率とは がんの予後を表すときには 生存率という指標がよく用いられます。 生存率とは、ある集団(対象となった患者さんの集団)のデータを一定期間追跡して、生存している患者さんの割合を百分比(%)で示したものです。 がんの種類や比較などの目的に応じて、1年、2年、3年、5年、10年生存率が用いられており、では 5 年生存率がよく用いられます。 4 全症例 9. 生存率は対象となった患者さんの、診断時の病期(ステージ)、進行度、特性(性別や年齢)などによって大きく変わってきます。 上表はそれぞれの病期ごとに生存率を示しています。 すべての患者さん(全症例)のデータをみると、 膵臓がんの5年生存率は9. 0%であることが示されています。 膵臓がんの予後は不良といわれている 膵臓がんの5年生存率は、他のがんの5年生存率と比べると非常に低くなっています。 こちらは全国がん(成人病)センター協議会で公表されている情報から、主要ながんの生存率を表にまとめたものです(2004-2007年診断症例)。 他の主要ながんと比べると、膵臓がんの生存率は非常に低いことがわかります。 【全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率(2004-2007年診断症例)】 部位 全症例生存率(%) 胃 73. 0 大腸 75. 8 肺 43. 8 肝臓 34. 8 前立腺(男性) 100. 0 乳房 女性 92. 9 子宮頸(女性) 75. 1 膵臓 9. 2 参考:全がん協生存率() なぜ膵臓がんは予後が悪いのか? 「症状が現れない」「再発しやすい」ことが要因 の予後が悪い要因としては、下記の2つが挙げられます。 膵臓がんは早期発見しにくい 膵臓は、肝臓と同じく「沈黙の臓器」とよばれ、 がんが発生しても症状が出現しにくいという特徴があります。 そのため患者さんが自覚症状を感じたときには、がんが非常に進行しているケースが多いです。 がんが進行してしまうと、手術が困難になり、抗がん剤による治療も奏功しないという状況になり、予後が悪くなってしまいます。 膵臓がんは再発しやすい また膵臓がんは再発しやすいがんです。 膵臓がんでは、手術ができるステージであっても、手術後、早期に再発してしまうことが多いです。 膵臓がんの予後は大きく変わってきた このように予後が悪いといわれるですが、近年、 新たな抗がん剤の登場や さまざまな研究の進展により、膵臓がんの生存率が大幅に改善される治療アプローチが登場してきています。 JASPAC 01の発表により、膵臓がんの予後は大幅に改善された 膵臓がんの治療を大きく変えた有名な研究として「 JASPAC 01」という試験が知られています。 JASPAC 01とは、 手術後に S-1 という抗がん剤を使うと、術後の5 年生存率は40 %であることを証明した研究です。 これまで生存率が低いことが大きな課題であった膵臓がん治療において、この研究の発表は非常にインパクトのあるものでした。 この研究結果を受け、今では膵臓がん手術後の補助療法ではS-1単独による治療を行うことが、膵癌診療ガイドライン2013で推奨されています。 このほかにも、膵臓がんの治療をさらに改善していくための研究がいくつか進められています。 こうした新たな治療方法の有用性が証明されていることから今後、 膵臓がんの 5 年生存率は大きく変わってくると予想されます。 JASPAC01試験の詳細については記事1をご覧ください。 膵臓がんの生存率・再発率に関する最新エビデンス JASPAC 01に続く試験が展開されている 治療に大きなインパクトをもたらしたJASPAC 01のさらなる研究として、JASPAC 04、JASPAC 05などいくつかの試験が進行しています。 それぞれ、膵臓がんの治療にどういった変化をもたらす可能性がある研究なのでしょうか。 JASPAC 04 JASPAC 01によって、有用な手術の後の治療方法(手術後にS-1を使用する方法)が明らかになりました。 しかし、手術の前に行う治療法( 術前治療)はどのように進めるべきか、ということはまだ検討されていません。 そのためどういった術前治療が有用かを検討する研究が進んでいます。 その研究が JASPAC 04です。 こうした結果は、膵臓がん患者さんの予後を改善するための重要な手がかりとなります。 JASPAC 05 JASPAC 05は 手術が難しい症例(切除可能境界 [ ボーダーライン・レセクタブル] )をいかに手術できるようにするかということに焦点を当てた研究です。 JASPAC 05は、手術が難しい「切除可能境界」に焦点を当てた研究 膵臓がんは、手術が行えるかどうかの観点から、3つのグループに分けられます。 手術の場合にはまずどれに当てはまるかを決めていきます。 --- ・切除可能 ・切除可能境界(ボーダーライン・レセクタブル) ・切除不能 --- 切除可能境界(ボーダーライン・レセクタブル)とは、がんが膵臓からはみ出して、例えば膵臓の隣に位置する上腸間膜動脈(腸を養う重要な動脈)や門脈(腸から肝臓へ栄養を送る重要な静脈)にくっついてしまっている状態のことです。 がんがこうした主要な血管、とりわけ動脈を、360度ぐるりと接してしまっているわけではないが、180度以下で接してしまっている状態であると、切除可能境界と判断されます。 切除可能境界は、手術をしても予後が悪い 切除可能であえばもちろん手術を行いますが、 切除可能境界であった場合には、手術を行っても予後が悪いケースが多いことが明らかになっています。 切除可能境界である場合、手術によってがんを取り除こうとすると、血管に接するがんを無理やりはがすことになるため、目に見えないがん細胞が主要血管の血管壁に残り、手術後にがんが再発してしまうケースが多くなります。 その結果、切除可能境界の患者さんでは手術をしても予後も悪くなってしまうのです。 切除可能境界の患者さんでは、術前に何らかの治療を行うとよいことが示唆される こうした手術をしても予後が悪い症例を、どのように治療していくべきか、ということが世界中で検討されてきました。 そのようななか、2012年にアメリカのMDアンダーソンがんセンターが発表した論文で「手術前に放射線療法や抗がん剤治療など何らかの治療をすることで、切除可能領域の患者さんの約60%は根治切除が可能になる」という結論が示されました。 つまりすぐに手術するのではなく、 手術前に治療してがんを弱らせることで、切除可能境界であっても根治切除ができる可能性が大きく広がるということが示されたのです。 こうした結果を受けて、日本でも切除可能境界の患者さんに対する 術前治療の検討をしっかりと進めていくべきだという動きが強まりました。 そうして計画された研究がJASPAC 05です。 よりよい術前治療ができれば、手術前にがんを弱らせることができ、今まで手術の適応にならなかった方も、手術ができる可能性が広がります。 そして手術ができれば、膵臓がんが完治するチャンスが大きくなります。 JASPAC 05はより多くの膵臓がん患者さんに手術が適応できるようにするための重要な研究です。 また、JASPAC 05の症例登録が終わったので、続いてJASPAC 07の準備に取り掛かっています。 JASPAC 07では、切除可能境界の患者さんに対して、S-1だけではなく、そのほかの抗がん剤での治療成績を明らかにしようと考えています。 強いて言えば、の発症・悪化、黄疸(おうだん)の出現などが挙げられます。 しかし、そうした症状は膵臓がんに限ったものではありませんので、症状から膵臓がんを見つけることは難しいでしょう。 今では以前にくらべ、CTや超音波内視鏡など、精度の高い医療機器も登場してきています。 こうした医療機器によって膵臓がんの発見率は格段によくなっていますが、膵臓がんはとても進行の早い疾患なので、もっと別のアプローチから、膵臓がんの早期発見を目指していくべきだと思います。 現在では、遺伝子解析、タンパク質解析、唾液検査といった診断方法も研究されています。 治療方法とともに、検査技術も進歩していくことで、膵臓がんの生存率はさらに改善されていくと考えられます。 静岡県立静岡がんセンター• 内科 血液内科 外科 精神科 神経内科 脳神経外科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 小児科 整形外科 形成外科 皮膚科 泌尿器科 婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 リハビリテーション科 放射線科 歯科口腔外科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 緩和ケア内科 感染症内科 消化器内科 内視鏡内科 内分泌内科 代謝内科 脳神経内科 女性内科 肝胆膵外科 放射線診断科 放射線治療科 頭頸部外科 病理診断科• 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007• JR東海道本線 熱海~浜松 「三島駅」 バスの場合、南口より20~30分程度 車15分 JR御殿場線「長泉なめり駅」 バスの場合、西口より10分程度 車5分• 055-989-5222.

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膵臓がんの生存率とは 大きく変容した膵臓がんの予後 生存率・再発率に関する最新エビデンスを解説

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すい臓がんは非常に進行が早いがんで、すい臓の外側に広がったり、早期の段階から周囲のリンパ節や遠くの臓器へ転移したりします。 すい臓の周辺には、胃・十二指腸・肝臓・胆嚢・脾臓などの臓器や重要な血管、神経が集中しているので、発見されたときにはすでに浸潤(がんがしみこんだり取り囲んだりすること)や転移をして、切除できなくなっているケースが多いという特徴があります。 そのため、すい臓がんが検査で発見された人の 多くは 進行がんであると診断され 、実際に すい臓がんの切除手術ができるのは、患者さん全体 の約20 %程度しかいません。 すい臓がんがさらに進行すると、お腹に水がたまったり、体重が減少したり、疼くような痛みがお腹や背中に発生することがあります。 すい臓がんのステージ 進行度 は、がんの大きさ・広がり・転移の有無により、下記のように分類されます。 すい臓がんのステージ分類には日本膵臓学会の膵癌取扱い規約と国際的なUICC分類といった2つの分類法がありますが、日本では上記表の膵癌取扱い規約による分類法が一般的に用いられます。 すい臓がんのステージ別治療法 すい臓がんのステージは、治療法の決定に役立てられます。 また膵臓がんは、切除手術できた場合でも5年生存率が20 %~40% と、非常に予後が悪いがんとしても知られています。 このようにすい臓がんは、早期発見が難しく、予後があまりよくないがんです。 少しでも早い段階で発見するためにも、50歳を過ぎたらできるだけ年に一度は人間ドックなどで、すい臓のチェックを受けることをおすすめします。

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膵臓がん|一般社団法人 日本肝胆膵外科学会

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膵臓癌の生存率は癌の進行度を表すステージによって大きく異なります。 ステージによって治療法が異なるため、外科的手術など完治が期待できる治療が受けられる場合や転移の有無によって生存率は大きく変わります。 疑われる症状がある場合は専門医を受診する必要があります。 膵臓癌が疑われる場合は消化器内科を受診することをお勧めします。 ほとんどの癌に共通していることですが、すい臓がんの完治が期待できる治療方法は病巣部を手術によって摘出することです。 がんだけを取り除くことはできないので、がんの転移が疑われる周囲のリンパ節や臓器も一緒に取り除きます。 このがん摘出手術はすべてのすい臓がんに行えるわけではなく、進行の度合い()によっては手術が行えないこともあります。 そのため、膵臓癌と一言で言っても、がんのステージによって生存率も余命も大きく異なります。 手術によってがんの摘出が行えるのはステージ1、2、3で、ステージ4aでは一部の場合摘出が可能、4bでは不可能とされています。 これは、がんがリンパ節や周囲の組織、離れた臓器に転移している場合、可能な範囲で摘出しても延命効果がないと考えられているためです。 この場合は、やなどを行います。 すい臓がんは初期にはほとんど自覚症状がなく、しかもがんの進行が早いために、早期発見が非常に難しいという特徴があります。 また、膵臓自体が小さいため、がんが膵臓外に出やすく、周囲のリンパ節や臓器にしやすいという特徴もあります。 そのため、すい臓がんが発見された段階ではすでに進行していることが多く、摘出手術が行えない事例が多々あります。 実際、すい臓がんの切除率は 20〜40%と低い数字になっており、手術で切除できたとしても再発率が高く、すい臓がんの予後は良好とはいえないのが現状です。 がんの治療では「5年生存率」という判断基準がよく用いられます。 5年生存率とは手術などの治療を行った後、5年の間にがんの再発がなければ「この治療したがんは完治した」と考え、その後にがんが発生した場合は治療したがんとは別のがんと考えます。 5年後までに100人中20人が生存していれば、5年生存率は20%ということになります。 この5年生存率は、すい臓がんが見つかった時点からの余命を考える上でも役立ちます。 すい臓がんは早期発見が難しく手術を行えないことも多くありますが、手術が行えたとしても3年以内に再発する可能性が極めて高く、 5年生存率は10〜20%程度とされています。 (ステージ1・2・3・4(4a・4b)・転移なし) 膵臓癌の5年生存率(10〜20%)はすべてのステージの患者を合計したものですが、摘出するすい臓がんの大きさが2cm以下で周囲への浸潤やリンパ節への転移が認められない ステージ1の5年生存率は約60%となっており、以前に比べてやや向上しています。 また、がんが膵管上皮に限局しているステージ0の5年生存率はほぼ100%が期待できます。 しかしながら、すい臓がんの約8割がステージ4の最も進行した状態で見つかるのが現状で、ステージ1までに見つかるのは全体の2%に満たず、早期発見は極めて稀といえます。 すい臓がんは癌が初期のうちに治療をすることが極めて重要で、早期発見できれば完治も十分に可能となります。 なお、日本膵臓学会の過去20年間の治療成績によると、 ステージ2の5年生存率は44%、ステージ3で24%、ステージ4aで11%、ステージ4bで3%となっています。 関連記事.

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