ネオ クラシック カー。 【RX

【ネオ・クラシックカー・グッドデザイン太鼓判】生活車の中に詰め込まれた良品デザイン。第28回・トヨタ イプサム(初代)

ネオ クラシック カー

最近、一部の旧車の価格高騰が著しい。 正確に言うならば、おおよそ1980~1990年代、つまりバブル期に発売されたり企画されたクルマの一部の価格が高騰している。 よく知られるところではトヨタ・スープラ(80)やR32世代の日産GT-R、FD世代のマツダRX-7、ホンダS2000といった車種だ。 この理由についてボクはいくつかあると考えているが、それらについて述べてみたいと思う。 この現象は世界共通だ まず、この現象は日本だけではなく、世界同時に発生している。 これについて、映画「ワイルド・スピード」が大きな要因としていわれているようだ。 「ワイルド・スピード」は2001年に一作目が公開されているが、劇中には多くのカスタムされた日本車が登場する(もちろんスープラ、RX-7、S2000も登場する)。 このインパクトは相当に強く、これを子どもの頃に見た少年たちが大人になり、実際にクルマを購入できるお金を持つようになって「子どもの頃に見た憧れのクルマ」を買うようになったため、それらの価格が高騰している、というワケだ。 そして、最近は海外で販売されているクルマの価格も用意に調べることができるようになったということもあり、海外のバイヤーが日本の在庫をチェックし、手頃な価格の在庫を「洗いざらい」持っていっている、という現状もあるようだ。 相場が上がると何が起きるのか そしてここからが問題だが、相場が高騰すると、必ずそれを利用してひと稼ぎしようと考える連中が出てくる。 今後、値が上がりそうなクルマを買い占めて飢餓感を市場に作り出し、その後、買い占めたクルマを高値で少しづつ市場へとリリースすることで「高い相場」を形成したのち、より高くそのクルマを売ることができるような環境をつくりだすわけだ。 そして、一般の消費者がこの動きに気づくことはなく、そして販売される価格だけを見て「このクルマは人気がある」と思い込むことになる。 そうすると個人単位でも「投機」のための購入して転売するという傾向が出てくるが、こうなるとその相場高騰に歯止めをかけることが難しい(「人気が人気を呼ぶ」という現象だ)。 だが、一定の段階で消費者は「冷静に考えるとこの価格は高すぎる」と気づいてそのクルマを買わなくなり、もしくは他に魅力的なクルマが出てきたり、社会現象そのものが収束し、やがて相場は沈静化することになる(一時期のハチロクがこの流れをたどっている。 2億4千万円ともいわれたバブル期のフェラーリF40の価格高騰も似たような経緯だと考えている)。 そのクルマの持つ魅力も高騰には一役買っている よって、こういった価格高騰の背景には「投機」という理由が見え隠れするが、ボクが一番重要だと考えるのは「そのクルマ自身の持つ魅力」だ。 なにかの映画やコミックが価格高騰のきっかけになることがあったとしても、それはそのクルマに「魅力があるから」にほかならない。 なんでも有名になれば人気が出るというワケではないし、信じられないような相場を形成したとしても、それはそのクルマに価値があると考え、お金を払っている人がいる。 だから、「特定のネオクラシックカーの価格が上昇する」ということは、つまり現代のクルマにはない魅力をそのネオクラシックカー持っているという再評価にほかならない、ともボクは考えている。

次の

【ネオ・クラシックカー・グッドデザイン太鼓判】新しいビッグカーの扉を開いた輸入車キラー。第39回 日産セドリック・グロリア シーマ(初代)

ネオ クラシック カー

これまで、やの高騰に関する記事でもご紹介いたしましたが、1990年前後に新車で販売されていた「ネオクラシック」と呼ばれる世代の輸入車の人気が高まっていることを実感する機会が増えてきたように思います 日本車にも同様のことがいえると推察しますが、今回は輸入車に限定いたします。 ハイブリッドカーや高年式の輸入車よりも、高値で維持費が掛かるケースも珍しくないようです。 真夏の渋滞でもエアコンが問題なく効いて、大画面のカーナビが道案内してくれて、車庫入れの際はセンサーやバックカメラがサポート・・・というわけにはいきません。 この種のクルマに「道具としての役割」を求めるにはちょっと酷な気がします。 しかし、それでも敢えてネオクラシック世代のクルマを求めるのはなぜでしょうか?検証してみました。 インターネットの普及 出典: 探している部品を検索して入手できたり、情報源を駆使して分からないことを調べたり、クルマを売買することもできます。 総務省が開示しているインターネットの利用状況は、平成25年末の時点で「13歳~59歳までの世代では9割を超えて」います。 インターネットを介して国内外の同じ趣味を持つ仲間と出会うことで貴重な情報を得たり、オフ会などでリアルに交流を深めた経験のある方も少なくないはずです。 インターネットの存在が、ネオクラシック世代のクルマを購入するときの後押しとなっている可能性は大いにありそうです。 ネオクラシックカーが現行モデルだったときに憧れていた世代が購買層となった 出典: いわゆる第2次ベビーブームの人たちが「アラフォー世代」に差し掛かっています。 購買層の絶対数が多い世代が、ある程度の年収が得られるようになったことも人気の要因のひとつといえそうです。 さらに独身者であれば、自由に使える金銭の幅もより増えますし、思い切った買い物もできます。 少年時代に憧れていたモデルが、自分の決断ひとつで手に入るかもしれない・・・。 割合はわずかかもしれませんが、晩婚化の要因のひとつとしても挙げられそうです。 いい年した息子が結婚もせずにいまだにクルマに夢中・・・。 親御さんにとっては非常に頭の痛い問題かもしれません。 この年代のクルマでしか味わえない世界がある 3ペダルのMTや左ハンドル、ドアを閉めたときの重厚な手応えなど、日本では少数派となりつつあるものばかり。 複雑な電子制御システムが装備されていて、いざというときは安心だけれど、自らが操っている感覚が希薄になりつつあるのが現代のモデル。 この傾向は今後も加速傾向にあるといえるでしょう。 やがては自動運転が実用化されることを視野に入れると、まさに真逆ともいえる存在のネオクラシック世代のクルマを今のうちに乗っておきたいという衝動にかられることもありそうです。 そろそろ重整備が必要な年代に差し掛かってきた 1995年に新車で購入したクルマだとしても、今年で20年。 例えば、当時新車で売られていた日本車で、いまも現役で走っているモデルがどれほどあるでしょうか?ワンオーナー車で雨天未使用、エアコン付きガレージで大事に保管されてきたクルマだとしても、各部品の経年変化は避けられません。 仮に運良く内外装の程度の良い個体を手に入れることができたとしても、すでに数十年の時を経てきたもの。 気持ちよく走らせるためにも、エンジンをはじめとする各部のオーバーホールや、レストアに近い作業が必要な個体も少なくないはずです。 日本から絶対数が減りつつある これまでも何度かお伝えしてまいりましたが、日本にあるネオクラシック世代のクルマが海外に流出しているのはご存知の通りです。 数年前なら豊富に選択肢があったり、新車当時に比べてもかなり現実的になっていたはずのモデルが気づけば入手困難になっていたりします。 この流れがいつまでつづくのかまったく見当がつきませんが、しばらくは収まりそうにないのではと予想します。 これはと思う情報をキャッチしたら、随時カレントライフ上でご紹介したいと思います。 ネオクラシックカーの今後はどうなるのか? 現存するネオクラシックカーを生かすも殺すも、現オーナーあるいは近い将来オーナーとなる方々の裁量に掛かっているといえます。 欠品する部品が増え、曖昧な点検整備を繰り返してしまっているうちに、あっという間に工場の片隅で朽ち果てていく可能性もあるのです。 ネオクラシックカー世代のクルマが減ることはあっても、増えることはぼほ皆無なはずです。 オーナーが代金を支払い、手に入れたクルマをどうしようとご本人の自由であることは確かです。 しかし、そのクルマの運命を手に入れたオーナーが握っていることを頭の片隅に覚えておいていただけたら・・・と思います。 その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。 現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作や、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。 外車王SOKENは2015年より参画。 副編集長を経て、2019年、編集長に就任。 現在の愛車は、1970年式ポルシェ911Sと2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン。 9月11日生まれの妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に ? 暮らす日々。

次の

【スープラ、R34、S2000…】2000年代初頭のネオクラシック国産スポーツ

ネオ クラシック カー

「ネオクラシックカー」が注目される理由 なぜいま「ネオクラシックカー」が注目されるのでしょうか?それはずばり、「バブル景気」に沸く時代に誕生した車だからです。 バブル崩壊後の現在はエコカーが主流となっていますが、当時は自動車メーカーも消費者も経済的に元気で、湯水のようにコストをかけて開発した車が次々にリリースされました。 メーカー同士が競い合うようにいわゆるデートカーやスペシャルティカー、ハイソカーを世に送り出し、おおいに盛り上がった時代でした。 「最近のエンジンは燃費優先で細かく制御されているし、ミッションはみんなだし、デザインもなんだか個性が感じられなくてつまんないな…」という心の声に正直な、感度の高いクルマ好きがカタルシスを求めて、なかば吸い寄せられるように手に入れるのが『ネオクラシックカー』なのではないでしょうか。 今日はそんなネオクラシックカーのなかから、魅力的な3台を紹介いたします。 1989年にデビューしたフェアレディZ Z32 が国産車初の280馬力到達を実現したことは有名ですが、それまでの軽快なスポーツカーイメージであったZ31とは異なるコンセプトであることはそのスタイリングからもよくわかります。 実際、3リッターV6ツインターボエンジンは当時のスカイラインGT-Rを最大トルクで上回る日産最強のユニットでした。 どっしりとしたボリューム感がありながらも、意外とシンプルで飽きがこないデザインは30年近く経過した現在の目で見ても、素直に「かっこいい!」と言えます。 ラインナップは2シーターとTバールーフ搭載の2by2、手動の幌を備えるコンバーチブルという、まさに時代を反映したお手本のような車です。 ボディは大型化され、全体的に丸みを帯びたデザインが特徴で、特にフロントライトまわりはインパクトがあります。 真正面から見るとフェンダー、ドアパネルがボリュームたっぷりに張り出しており、当時としては衝撃的なエクステリアでした。 インテリアもゴージャスで、上級グレードには本革シートが標準装備。 ソアラ伝統のデジタルメーターも、高級クーペの名に恥じない雰囲気を醸し出していました。 エンジンは、セルシオにも搭載された1UZ-FE型4リッターV8NA 260ps)と、1JZ-GTE型2. 5リッター直6ツインターボ 280ps があり、後者には4速ATに加えて5速MTも用意されていました。 また4リッターモデルには、電子制御サスペンションが採用され、後にアクティブコントロールサス仕様も登場しました。 当時、新車で300万円以上、一番高いモデルで700万円を超える贅の極みともいえる2ドアクーペは、いま乗っても「良い車」と評価されるに値します。 マツダ サバンナRX-7 FC3S 1985年にサバンナRX-7がフルモデルチェンジしてプラットフォームが新しくなり、リアサスペンションは独立懸架化、セミトレーリングアーム マルチリンク、エンジンはインタークーラーターボ付き13Bを搭載。 フロントブレーキは日本車初となる、対向4ピストンのアルミキャリパーを採用しています。 スマートなボディでも2リッター以下なので車。 プアマンズ ポルシェなどと言われ、ポルシェ944と比較されることもありましたが、動力性能は944を上回るものでした。 FC3Sの魅力はシャープなコーナリング性能でしょうか。 「ピュアスポーツ」としての位置付けゆえ、いまとなっては程度の良い個体は非常に少ないと言わざるを得ませんが、逆に言えば唯一無比の車を絶滅寸前に手に入れる覚悟であれば、チャンスは今しかないのかもしれません。

次の