スペイン風邪に感染した米国大統領は?。 【新型コロナウイルス】4000万人以上の命奪ったスペイン風邪 始まりと終わりは?|日刊ゲンダイヘルスケア

人類と感染症9 スペイン風邪は第二次大戦の要因

スペイン風邪に感染した米国大統領は?

第1次世界大戦の終結を早めたスペイン風邪 昨日お伝えしたスペイン風邪は、第1次世界大戦の終結を早めたと言われています。 フランス、イギリス、そしてアメリカの連合国とドイツ軍との戦いでしたが、双方とも兵士の実に半数以上が感染したからです。 つまりスペイン風邪によって、戦争どころではなくなったのです。 これとは逆に、スペイン風邪が戦争を始める要因の1つになったという指摘があるのが、第2次世界大戦です。 アメリカのウィルソン大統領がスペイン風邪にかかったことが、まわりまわって第2次世界大戦に結びついた可能性があるのです。 ウィルソン大統領が感染したのは、ちょうど1919年4月のパリ講和会議の最中でした。 第1次世界大戦の戦勝国のリーダーたちが、ドイツへの賠償金などを話し合っていた時です。 パリ講和会議では、アメリカがフランス、イギリスと対立しました。 アメリカのウィルソン大統領は、ドイツに賠償金を求めないスタンスでした。 一方、フランスとイギリスの首相は、ドイツに巨額の賠償を求めました。 とりわけフランスは強硬でした。 ドイツと国境を接し、甚大な被害を受けたからです。 第2次世界大戦へと操ったスペイン風邪 パリ講和会議で対立が深まる中、ウィルソン大統領が突然スペイン風邪に感染します。 生死をさまよい、4日間ベッドに臥せました。 その後、会議に復帰しましたが、もう持論を展開する気力はありません。 結局、フランスやイギリスの主張が通りました。 ドイツに対する巨額の賠償金が決まったのです。 その結果、ドイツの経済は危機的な状況となり、国民の間で不満が高まりました。 そこで台頭してきたのが、ヒトラー率いるナチスです。 第2次世界大戦を引き起こしました。 スペイン風邪は、歴史を悪い方向に操ったのです。 前回のニュース検定.

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歴史でわかる経済危機 :スペイン風邪の時代とは 100年前の「英vs独」と酷似する「米vs中」の構図=板谷敏彦

スペイン風邪に感染した米国大統領は?

パンデミックとは、感染症が世界的な規模で爆発的に広がることを指します。 パンデミックと聞いてまっ先に頭に浮かぶのが「スペイン風邪」です。 第1次世界大戦の末期、1918年から1919年にかけて欧米で猛威を振るいました。 スペイン風邪は世界史の教科書に必ず出てくる記述です。 長らく病原体が見つからず、ワクチンも有効な治療法もなかった時代で、いまだに謎の部分が多いとされています。 正確な犠牲者の数もはっきりとはしません。 推計で2000万人とも1億人が死亡したと言われてきました。 現在では5000万人前後が犠牲になったと考えられていますが、世界の人口が20億人の時代にこの数は驚くべきものです。 すでに発生から100年が経過しており具体的な体験者は存在せず、第一次世界大戦について書かれた書物は何万種類もあるのに、スペイン風邪について書かれた書物は数十冊しかないとされています。 スペイン風邪がこれほどまで拡大したのは、米国のウイルソン大統領の責任が大きいと言うのが通説です。 欧州での戦争遂行を妨げるものとして、病気の流行、危険性に関する専門家の警告や報道を一切禁止しました。 米国からヨーロッパに兵力を次々と送り込み、軍港と駐屯地、軍人を中心に感染が広がりました。 軍港から基地、そして都市部へと世界中に拡散していったとされています。 最初の症例はごく普通のインフルエンザとほとんど変わりはなかったそうです。 咳と熱、節々の痛みにとどまり、1918年の春ごろにかかった人は比較的早い時期に回復しました。 それが秋になると、ウイルスが突然変異しました。 最初はインフルエンザのように見えたものが、ウイルスの強毒化により肺炎を引き起こし、病院に運び込まれてから数時間で死亡するという例が広がっていったそうです。 発熱もないまま呼吸困難に陥り、そのまま突然死に至る症例が激増しました。 バスの運転手が運転中に死亡して大規模な交通事故死につながっていったともされています。 医者、看護師もバタバタと倒れました。 スペイン風邪と言いますが、スペインが発症の元凶でもなんでもなく、第一次世界大戦において中立国の立場だったスペインの通信社が、英国のロイター通信にあてて感染の第一報を伝えたことから「スペイン風邪」と呼ばれているだけです。 ウイルスの猛威は来た時と同じように、1918年11月になってあっという間に消えました。 理由は不明ですが、大戦とそれに伴う栄養不足もあって20~40歳代の被害が最も多く、宿主の大半がいなくなったことがウイルス退潮の理由と考えられています。 アメリカでは45万人が死亡しました。 イギリスは22万人、革命下のロシアも45万人、インドでは貧困と過密が重なって1200万人以上が命を落としたそうです。 のちの世の研究によって、スペイン風邪のウイルスは鳥インフルエンザの一種ではないかと見られています。 それが種を超えて人間に感染することで、急性呼吸器症候群に変異していった模様です。 一刻も早いワクチンの開発が待たれます。 うがい、手洗い、マスク、不要不急の外出をしない、基本的な部分で不正でゆくのが賢明です。 (スズカズ).

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新型肺炎流行で日本の景気後退リスクが高まる 歴史を振り返れば感染症流行はあなどれない(東洋経済オンライン)

スペイン風邪に感染した米国大統領は?

(CNN) 米南部や南西部で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、多くの州が経済活動再開の計画を後退させる中、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は15日、州が再開を試みた後に感染が拡大するのは「不可避」だったとの認識を示した。 ファウチ氏はこの中で、米国が経済再開を試みた後、「不可避の事態が起きた」と説明。 「マスクを着けない人がバーに集まっている様子を捉えた写真や映像を見た」とも述べた。 米国で経済再開が始まった際、1日当たりの新規感染者数の基本水準は約2万人だった。 だが、州の再開に伴い感染者数は増え始め、「今や6万人前後で推移している」とファウチ氏は指摘。 「この状況を続けることはできない。 増加傾向を反転させる必要がある。 これこそ我々が今、本当に取り組まなければならない問題だ」と強調した。 米ジョンズ・ホプキンス大学によると、米国の新規感染者数は14日、過去最多となる6万7417人を記録。 同日時点での累計感染者は340万人以上となった。 先週に比べ新規感染者の増加が報告された州は38に上る。 新たな感染者が出続ける中、少なくとも27州では経済再開の計画をいったん停止するか後退させた。 ファウチ氏は新型コロナ感染症について「歴史的な規模のパンデミック(世界的大流行)」との認識を示し、「この事実を否定することはできない」としている。 ファウチ氏はまた、現在の危機を1918年のスペイン風邪と比較。 「あれこそ全てのパンデミックの母であり、真に歴史的な規模だった。 今回はこの水準に近づかないことを望むが、それに近い深刻な事態になる要素や可能性はある」と危機感を示した。

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