ハクビシン 中国。 ハクビシンとは?その生態、被害、対策は?

ハクビシン

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今年5月にハクビシンなど中国産の野生動物から単離されたコロナウイルスは、重症急性呼吸器感染症(SARS)を引き起こすSARSウイルスではないことが判明した。 このウイルスはSARSウイルスと極めて似ており、人間にも感染するものの、塩基配列にSARSウイルスとは明らかな違いがあるという。 研究結果はScience誌に近く掲載される予定で、9月4日に「Science Express」(Science誌に掲載予定の原著論文を早期公開する専用サイト)上で公開された。 この研究を行ったのは、香港大学微生物学部門のY. Guan氏ら。 Guan氏らは、SARS流行の初期に、患者が中国・広東省の野生動物料理を提供するレストラン従業員に集中していたことに着目。 捕獲された野生動物を調べたところ、ハクビシンやタヌキ、イタチアナグマから、SARSに極めて似たコロナウイルスを検出した。 研究グループの報告を受け、世界保健機関(WHO)は5月23日、これらの野生動物の取扱いに対する注意を喚起。 これを受けわが国でも実質的な輸入禁止に踏み切ったとの経緯がある。 今回、研究グループはハクビシンから単離したコロナウイルスの塩基配列を調べ、SARS患者から単離されたSARSウイルス5種の塩基配列と比較した。 すると、ヌクレオカプシド(ウイルスRNAを包む蛋白)をコードする遺伝子の上流にあるオープン・リーディング・フレーム(ORF、蛋白の読み取り枠)の塩基配列に大きな違いがあり、SARSウイルスの大半で欠失している29塩基の塩基配列が、ハクビシン単離ウイルスでは保持されていることがわかった。 さらに、スパイク蛋白(ウイルスの外側に突き出した刺状構造)をコードする遺伝子の多型パターンなどにも違いがあることが判明。 類縁ではあるものの、「遺伝学的には明らかに異なるウイルス」であることがわかったという。 さらに、ハクビシンなどの市場取引動物が、SARSウイルス感染動物と人間との間でウイルスを媒介する中間宿主になる恐れもある。 研究グループは、今後も中国南部の市場で売買される動物に対し、注意深い調査を続けるべきと提言している。 ちなみに、こうした野生動物を売買する市場で働く人の血液からは、ハクビシン単離ウイルスに対する抗体が見つかっている。 抗体陽性率には職種による差があり、野生動物の仲買人では20人中8人(40%)、屠畜人では15人中3人(20%)が陽性だったのに対し、同じ市場で野菜を販売していた人の場合、抗体が陽性だったのは20人中一人(5%)のみだった。 一方、広東省の住民(広東病院を呼吸器疾患以外で受診した人)60人からは一人も抗体は検出されなかった。 ハクビシン単離ウイルスが人間にも感染することを示すデータだが、興味深いことに、感染者からは一人もSARS様症状を呈した人は出ていない。 ハクビシン単離ウイルスが、天然痘に対する牛痘のような役割を果たすのではないかと期待させるデータでもあり、今後の検証が待たれる。 この論文のタイトルは、「Isolation and Characterization of Viruses Related to the SARS Coronavirus from Animals in Southern China」。 現在、全文を(PDF形式)で閲読できる(リンク先の運営次第で変更になることがあります。 ご了承下さい)。 2 SARS速報】•

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ハクビシンによる被害対策 ~生態から撃退方法まで~

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ハクビシンについて ハクビシンは日本の漢字明記で「白鼻芯」と表記され、その文字があらわす通り、ハクビシンの顔には 鼻筋に白い体毛が生えています。 一方中国語では「果子狸」あらわされ、ミカンなどの果実を食べる様子から文字を当てられています。 果実を食べるさまは実に人間にも勝るとも劣らないほど器用で、ミカンの皮をむいて中身を食べたりもします。 日本でもミカン畑や民家などに出没し、糞の悪臭被害や農作物の食害などの被害が相次いでいます。 ハクビシンを一般の業者でない人間が駆除するには、鳥獣保護管理法に接触しないよう、狩猟免許を取得する必要があります。 ハクビシンの味について ハクビシンの肉は食べられる部位でロース、ひれ、もも肉があります。 実は日本でもハクビシンの肉を用いた料理は存在しており、すき焼きに入れている記録が残っています。 肉の特徴としては 脂は牛肉よりも少なく、噛めば噛むほど味が出てくる個性的な味をしているそうです。 クセの強さは普段食している食べ物によるものですが、味わい深さはやはり果物を中心に食べている個体ならではのものらしいです。 中にはこのクセの強さから病みつきになる人もいるらしく、根強い人気を誇っています。 スポンサードリンク 中国でのハクビシン扱い 中国ではハクビシンの肉は高級食材として扱われています。 よく販売されているところは広東省で、その人気は根強いものがあります。 一時期はSARSウィルスの影響で肉を卸している業者が感染してしまったので、取り扱いが中止になりましたが、現在では再び活発に流通しています。 中国では 味噌鍋など煮込み料理などに用いられる傾向があるようです。 いわゆるジビエなので生食は抵抗があるせいなのかもしれませんね。 ハクビシン鍋! — Wasabi wasabitti74 まとめ 日本では仏教など宗教上の都合により食肉文化が廃れた時期もありました。 なのでほかの国と比較すると、食べる肉の種類が限られているのかもしれません。 スポンサードリンク.

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ハクビシンとはどんな動物?生態を理解して被害の対策方法を知ろう|生活110番ニュース

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ハクビシン Paguma larvata LEAST CONCERN Ver. 1 2001 : : : : : : : : : ハクビシン属 Paguma Gray, 1831 : ハクビシン P. larvata Paguma larvata C. Smith, Gulo larvatus C. Smith, 1827 ハクビシン 英名 ハクビシン( 白鼻芯、 Paguma larvata)は、ハクビシン属に分類される食肉類。 本種のみでハクビシン属を構成する。 その名の通り、額から鼻にかけて白い線があることが特徴である。 日本に生息する唯一のジャコウネコ科の哺乳類で、であることは分かっているが移入時期については意見が分かれている(後述)。 分布 [ ] 中国大陸南部を中心に、やなどの東南アジア、、などの南アジア、そして、に生息している。 日本ではの東半分とに生息し、でも局所的に記録がある。 形態 [ ] 51 - 76センチメートル。 頭胴長約61 - 66cm。 尾長40 - 60センチメートル。 尾長約40cm。 体重3. 6 - 6キログラム。 体重2 - 3kg程度。 のような体つきで鼻すじが長い。 オスとメスで体長の差はない。 柔らかく長い体毛で被われる。 体色は明褐色や暗褐色で個体変異が大きい。 耳介や頸部・四肢は濃色や黒。 体は暗い灰褐色で頭、手足、尾が黒い。 尾は全体もしくは先端が黒い。 一方でボルネオ島など南方系の個体では尾の先端が白い個体もいる。 額から鼻鏡にかけて白い筋模様が入る個体が多いが 、不明瞭な個体もいる。 和名(漢字表記では白鼻心)はこの筋模様に由来し、種小名 larvataや英名Maskedは「仮面をつけた」の意で顔の斑紋に由来する。 頬も白い。 足指の数は前後共に5本である。 これによって、足指の数が4本のなどと足跡を見分けることが出来る。 オス、メス共にのそばにの卵よりひと回り大きな「会陰腺」を持っている。 分類 [ ] 属名 Pagumaは記載者による造語で、をもじったと考えられている。 亜種は顔の斑紋などによって区別され、顔全体がほぼ白いものもいる。 以下の分類はMSW3 Wozencraft,2005 に従う。 Paguma larvata larvata C. Smith, 1827 Paguma larvata chichingensis Wang, 1981 Paguma larvata grayi Bennett, 1835 Paguma larvata hainana Thomas, 1909 Paguma larvata intrudens Wroughton, 1910 Paguma larvata janetta Thomas, 1928 Paguma larvata jourdanii Gray, 1837 Paguma larvata lanigera Hodgson, 1836 Paguma larvata leucomystax Gray, 1834 Paguma larvata neglecta Pocock, 1934 Paguma larvata nigriceps Pocock, 1939 Paguma larvata ogilbyi Fraser, 1846 Paguma larvata robsta Miller, 1906 Paguma larvata taivana Swinhoe, 1862 Paguma larvata tytlerii Tytler, 1864 Paguma larvata wroughtoni Schwarz, 1913 生態 [ ] 主に低地に生息するが、スマトラ島では標高2,400メートル以上・ネパールでは標高2,500メートル以上・インド北東部では標高2,700メートル以上でも報告例がある。 多くは200 - 1000mの低山の山林に生息する。 木登りが得意である。 樹洞、タヌキなどの動物が使い古した巣穴などを棲みかにする。 民家の床下・屋根裏などに棲み着くこともある。 で 、昼間は住処に潜んでいる。 電線を使って移動することもある。 外敵に襲われると肛門腺から臭いのある液を分泌して、威嚇する。 食性は雑食で、イチジク類・カキ・ナシ・バナナ・マンゴー・ミカンなどの果実、小動物、昆虫などを食べる。 食中心の雑食性で、、種子、小動物、、鳥のなどを食べる。 中でも果実を好む。 熟した果実や野菜などを見つけると毎夜同じ路を辿って侵入するので、が形成される。 年に1回出産し 、出産する季節に決まりはないが 、夏から秋にかけて多く産む傾向がある。 期間は2ヶ月で 、2-3頭を出産する。 子供を産む年齢は生後10ヶ月以降。 飼育個体の最高年齢は24歳。 母子を中心とした家族で生活しており、10 - 20頭程度の群れを作ることもある。 この群れは複数の家族による共同体と考えられる。 人間との関係 [ ] 中国語名は 果子狸、花面狸、マレー語名はMusang lamri(lamriはサンスクリット語のキツネに由来する)などがある。 中国南部では、、、、などのとして料理などに用いられている。 独特のがあるため、、などを用い、濃厚な味にするのが普通。 でもと煮た「 梨片果子狸」という料理が出された記録が残っている。 日本のによれば、肉はとても美味であるといわれている。 食用の他に、毛をの材料として利用する場合がある。 日本では・・・などの畑作物・果樹などをするとみなされることもある。 住居に侵入し、家具を噛まれる等の被害もある。 に入り込み、ビワ、、、、などを食べ荒らすことで、深刻な農業被害を与えることがある。 、のに侵入することもある。 の高い果樹・野菜を好み、ネットの隙間等、頭部が潜れる大きさの隙間ならば侵入できるので、小さな穴も補修する必要がある。 一方で熟した果実や野菜を見つけると、同じ路を辿って毎夜訪れるので、畑の隅などの草むらに状の隙間ができる。 このほか、の屋根裏に棲み着き、足音によるやによるで、生活被害をもたらす事もある。 また、車にも増加している。 農地開発などによる生息地の破壊、食用のなどにより、生息数は減少している。 では野生動物保護法の保護対象となっている。 ではよく見られるが、であるという確実な生息記録がない。 そのためになってから人為的に移入されたとする説もある。 (SARS)が騒動となった時、ハクビシンがの自然宿主ではないかと疑われた。 そのため、SARS伝染のになりうるとして、中国で流通が禁止された。 の報告によれば、SARSとハクビシンの持つウイルスのの一部に違いが見られたこともあり、SARSはハクビシンの持つウイルスが突然変異を起こしたものではないかとの見解も生まれた。 その後の調査により、SARSのはハクビシンではなく、というコウモリの一種であることが判明した。 日本におけるハクビシン [ ] 日本では本州から九州にかけて断続的に分布しており、日本での初めての確実な記録はの静岡県浜名郡での狩猟記録で、1952年以降は国の狩猟統計にも登場している。 では1965 - 1966年に急増したとされ 、1972年時点での分布に関するアンケート調査がある。 では1958年のでの記録が初めてとなる。 では1980年にで初めて報告され、現在でもの線路沿い等で、夜間に目撃されることがある。 のでは1985年に捕獲記録があり、2002年になって再び生息が確認されている。 では1976年に県のに指定されたことがある(1995年に解除)。 これら日本のハクビシンがなのかなのかは確定していない。 に記録された「」とされる動物の特徴がハクビシンに似ているため、江戸時代には既に少数が日本に生息していたとする説や 、明治時代に毛皮用としてなどから持ち込まれた一部が野生化したとの説が有力である。 根拠としては、国内においてジャコウネコ科の記録が存在しないこと 、やに連続的に分布していないこと が挙げられる。 ただし、導入個体群の原産地や詳細な導入時期に関しては不明である。 日本産と東南アジア産の個体のシトクロムbの分子系統解析では、日本産の個体はそのいずれもが東南アジア集団のものとは一致しないが、2つが台湾集団に見いだされる6つの遺伝子型のうちの2つと同一であること、西日本で優占する遺伝子型が台湾東部に、東日本で優占する遺伝子型が台湾西部に由来することが示されている。 は、「移入時期がはっきりとしない」として、明治以降に移入した動植物を対象とするに基づく特定外来生物に指定していない。 このため、と異なりハクビシンは駆除対象とはならないが、により、に指定されている。 住宅被害などのために、では2009年(平成21年)度に市民からの相談を受け46頭を捕獲するなどの例はあるものの、捕獲には民家に巣を作ったり果樹園を荒らすなどの実害を理由とした、鳥獣保護法に基づく知事などの許可(「有害鳥獣」認定)が必要で、「住宅街をうろついている」など民間人の予防的捕獲は許されていない。 画像 [ ]• , Timmins, R. , Chutipong, W. , Choudhury, A. , Mathai, J. , Willcox, D. , Ghimirey, Y. , Chan, B. 2016. Paguma larvata. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e. T41692A45217601. Downloaded on 20 May 2017. Christopher Wozencraft, "," Mammal Species of the World, 3rd ed. , Don E. Reeder ed. , Volume 1, Johns Hopkins University Press, 2005, Page 540. Ohdachi, Y. Ishibashi, M. Iwasa, and T. Saitoh 2009-07. The Wild Mammals of Japan. SHOUKADOH. 出典 電線 :• 日本語. タスクル 暮らしのお悩み解決サイト. 2018年10月3日閲覧。 『外来生物の生態学 進化する脅威とその対策』、2010年3月31日。 国立感染症研究所 2020年1月10日. 2020年2月2日閲覧。 、、哺乳動物学雑誌,1973年 5巻 6号 p. 199-205, :• 「」 、2008年2月15日、 いきもの通信• は、ハクビシンが江戸時代には日本にいたことを示す例として、民話『』に登場する「綱渡り芸をするタヌキ」が、ハクビシンではないかと指摘している(タヌキには綱渡りは不可能なため)。 2010年4月30日 夕刊3版17面 関連項目 [ ] ウィキスピーシーズに に関する情報があります。 ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 外部リンク [ ]• - 農林水産省.

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