やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 解説。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 クリーナー付ストラップ 比企谷小町

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(渡航)のあらすじ(ネタバレあり)・感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 解説

俺ガイルは第11巻に至って、物語もいよいよ終盤に突入。 バレンタインが目前に迫り、季節は冬が終わって春に移ろうとしていた。 春は暖かいだけでなく、別れの季節だと比企谷は言う。 葉山たちのグループは変わらないまま、暖かかいままの関係でゆるやかに終わりを迎えようとしている。 奉仕部の3人も、お互いに結論を言わないことで、終わりが来るのを先延ばしにしてきた。 しかし雪ノ下陽乃の指摘に、自分自身の内なる声に、比企谷はいよいよもって結論を迫られる。 終わらせたくないから、ずっとこのままが良い、という答えを由比ヶ浜は出した。 比企谷と雪ノ下はどのような結末を望むのか。 そろそろ終わりだというのに、一色いろはの存在感がますます増している第11巻。 冬は、その始まりを知るとき既に過ぎ去っている。 まもなくバレンタインデーが近づいてきており、比企谷と由比ヶ浜のクラスでも話題にのぼっていた。 二人が放課後に奉仕部の部室に向かうと、生徒会長であるはずの一色いろはが先に来ている。 義理チョコの参考にするため、比企谷の意見が聞きたいのだと言う。 葉山たちが暖かそうに見えた要因 暖房のすぐそばだからという他にもいくつかの要因があって、そこへ集まった人たちは誰しも暖かそうに見えた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 葉山たちのグループが暖かそうに見えた「いくつかの要因」とはどんなことか。 たとえば、戸部が海老名さんへ告白するのを回避したこと。 葉山が周りの期待に応えるように、葉山隼人らしく振る舞っていること。 葉山の周りにあった女子とのウワサが解消されて、三浦が元気を取り戻したことなど。 劇的な変化を避けてきたからこそ、葉山たちのグループは暖かいままでいられたのかもしれない。 手作りするか悩んでいる?由比ヶ浜結衣 重い……、そう、だよね…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 「手作りは重い」という三浦の言葉を聞いた、由比ヶ浜の反応。 三浦に賛同しながらも、少し迷っているような様子が見て取れる。 その直後、比企谷が由比ヶ浜のほうに視線を向けると、二人の目が合っている。 由比ヶ浜は手作りについてどう思っているのか気になったから、比企谷のほうを見たのだろうか。 由比ヶ浜が部室の扉を見た理由 由比ヶ浜は部室の扉をちらと見る。 そして、それきり声を詰まらせた。 さっきまでと違ってそれはどこか沈んだ表情にも見えた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷から暇な日を聞かれたとき、由比ヶ浜は一瞬舞い上がった様子を見せるが、部室のほうを見るなり沈んだ表情になっている。 由比ヶ浜が部室の扉を見たのは、その先にいる雪ノ下のことを思ったから。 雪ノ下の比企谷に対する気持ちを知ってしまったから、由比ヶ浜は比企谷の誘いを受けることができなかったに違いない。 では、由比ヶ浜はどのタイミングで雪ノ下の気持ちに気づいたのか。 葉山のグループや一色たちと一緒にディスティニィーランドに行ったとき、由比ヶ浜は「また来たいな」と言っていた。 当時は比企谷と二人で遊びに行くことに対して、積極的な気持ちを持っていたからだろう。 そのときから現在に至るまでの間に、由比ヶ浜は雪ノ下の気持ちを知ったことになる。 一色いろはのおかげで大変な目にあったこととは ついこないだも君のおかげで結構大変な目にあったばっかりなんですが……。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷が言っているのは、フリーペーパーを作ったときのことだろう。 詳しくは第10. 5巻を参照。 締め切りまでわずかしかない厳しいスケジュールのなか、比企谷はコラムの作成にたいへん苦戦していた。 一色いろはが比企谷に聞きたい意見 ところで先輩、どうでもいいんですけど甘いものって好きですか? 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 一色の質問に対して、「葉山ならなんでも喜ぶ」と答えた比企谷。 それを聞いて一色がつまらなそうな反応を返したのは、行動を読まれたからか。 もしくは、比企谷の好みが聞けなかったからか。 葉山の話が終わったあともなお、一色は比企谷の好みを聞いてきている。 もはや葉山は関係ないのではないか。 もしかするとダシに使われたのは葉山のほうかもしれない。 なぜ高圧的?雪ノ下雪乃 かたや雪ノ下はなぜか上から目線でふっとやや高圧的な微笑みを浮かべた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷は甘いものが好きかという一色の質問に対して、なぜか由比ヶ浜と雪ノ下が答えている。 一色よりも自分のほうが比企谷について詳しかったから、雪ノ下は得意げになっているのかもしれない。 ところで、雪ノ下は比企谷が甘いもの好きだとどこで判断しているのか。 比企谷がいつもMAXコーヒーを飲んでいるからだろうか。 比企谷にそっくり?一色いろはの節約術 考え方としてはけして間違いではないからたち悪いのよね…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 義理チョコを低コストで仕上げようとする、一色の話を聞いたときの雪ノ下の反応。 過去に比企谷の話を聞いたときも、雪ノ下は同じような反応をしている。 それは、比企谷が予備校のスカラシップ制度を利用して、親から授業料をせしめようとしていたときのこと。 詳しくは第2巻を参照。 一色と比企谷どちらの考えも、不幸になる人はいないものの、道徳的にはあまり褒められないところがよく似ている。 比企谷はチョコをもらえると由比ヶ浜が考える根拠は 心配いらないと思うけど……。 ていうか、ヒッキーちゃんと貰えるもん。 ……ね? 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 由比ヶ浜はなぜ、比企谷はチョコをもらえると言ったのか。 比企谷は小町からもらえるからと言うが、由比ヶ浜がそれを根拠に言ったとは思えない。 由比ヶ浜自身、比企谷にチョコを渡す決心をしているからか。 あるいは、雪ノ下が比企谷にチョコを渡すだろうと予想したからか。 年上か年下かを気にする雪ノ下と由比ヶ浜 年下という場合、どこからを年下扱いするのかしら 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷が年下好きかという話になったとき、雪ノ下は年下の定義についてぶつぶつ言っている。 比企谷は8月生まれで、雪ノ下は1月生まれ。 生年月日か誕生年で判断するならば、比企谷よりも年下ということになる。 あ、でも、ヒッキーはちょっとお姉さん、くらいのほうが相性いいよ、うん!……たぶん。 絶対 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 雪ノ下の発言を聞いたあとの由比ヶ浜の言葉。 由比ヶ浜は6月生まれのため、生年月日だけでいえば比企谷よりもちょっとだけ年上。 比企谷にお姉さんをおすすめする理由はそういうことか。 比企谷が一色の誕生日を知ったのはいつ? なんで誕生日知ってるの怖っ!ヒッキー、キモい……。 いや、マジキモいから…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 一色の誕生日を比企谷が知っていたことに対して、由比ヶ浜は恐怖をあらわにしている。 比企谷が一色の誕生日を知ったのは、雪ノ下の誕生日祝いをしたときのこと。 詳しくは第10巻を参照。 一色は比企谷に向かって言っているものの、その場には雪ノ下も由比ヶ浜もいたはず。 由比ヶ浜は一色の話を覚えていなかったのだろうか。 こうして、女だらけの戦いが始まる 男もいるよ。 奉仕部に相談にやってきたのは、三浦優美子と海老名姫菜、そして川崎沙希。 3人はバレンタインデーのため、お菓子づくりにチャレンジしたいのだと言う。 それぞれの意図を理解した一色いろはは、お料理イベントの開催を提案する。 いろんな意味で海老名姫菜 ああ、ほんと海老名さんって海老名さんだな、……いろんな意味で。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 海老名さんの腐った発言を聞いたときの比企谷の感想。 表向きには、その腐女子っぽい発言が海老名さんらしいという意味だろう。 いっぽうで比企谷は、海老名さんがただの腐女子ではなく、裏の性格があることも知っている。 比企谷の勘ぐるような視線に気づいて、とっさに腐女子のキャラでごまかすところも海老名さんらしいと思ったのかもしれない。 比企谷しだい?雪ノ下雪乃 「私は構わないけれど……」 言いながら、ちらと俺に視線を向けてきた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 今回、奉仕部に寄せられた相談はお菓子の作り方を教えてほしいというもの。 はっきり言って、比企谷も由比ヶ浜もあまり役には立てないだろう。 にもかかわらず、雪ノ下は比企谷に伺いを立てている。 以前であれば、依頼を受けるか比企谷にうかがうこと自体が珍しいことだった。 雪ノ下が比企谷に頼りきっている様子が見て取れる。 スケジュール管理に厳しい?平塚先生 「で、でも一ヶ月ありますし……」 「甘い!その油断が命取り!」 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 卒業式の送辞をまだ考えていない一色に、厳しい言葉をかける平塚先生。 自分の経験をもとに話しているような気がする。 結婚特集の記事作成を、平塚先生が奉仕部に頼んできたときのこと。 「手がつけづらい仕事ほど、手元で寝かしちゃう」と言っていた。 詳しくは第7. 5巻を参照。 平塚先生の言う、比企谷たちの悪いところとは ……もっとも君たちの悪いところも吸収しつつあるのは考えものだがね。 ともかく、しっかりやるように 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 平塚先生のいう、一色が吸収しつつある比企谷たちの悪いところとはどんなところか。 平塚先生の発言の直前、一色は生徒会長としての仕事の締め切りが延びたことを喜んでいた。 とすれば平塚先生の発言も、一色が仕事を先延ばしにしたことに対する反応だろう。 平塚先生は、比企谷たちが何かを先延ばしにしていることに気づいているのか。 沈んだ表情の由比ヶ浜結衣 「そう、かな……、あはは……。 あたしらしい、か……」 一色の言葉に由比ヶ浜は困ったように笑うと、少し沈んだような表情を見せた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 一色から「結衣先輩らしい」と言われたときの由比ヶ浜の反応。 みんなから「優しい」と言われるけども、本人としては納得いかない部分があるみたい。 自分の性格を決めつけられることに対して、少し気が滅入っているのかも。 真摯な不誠実さとは あれほどに真摯な不誠実さもあるまい。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷の葉山に対する評価。 「ただ待っているだけなのは不誠実だ」として、どんな結果が待っていようともきちんと踏み込むべきだと比企谷は言う。 いっぽうの葉山は、何も選ばないことを心に決めて、今の関係を守るために最大限の努力を惜しまない。 比企谷にとってみれば葉山の選択は不誠実といえるが、その道が正しいと信じて妥協なく実行する姿勢は真摯だと思っているのだろう。 あの時と何が違う?雪ノ下雪乃 「構わないわ。 味見して意見をくれれば」 その言葉はいつだか聞いたことがあった。 けれど、あの時とは声音もトーンも違う。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷がその言葉を聞いたのは、由比ヶ浜が初めて相談しにきたときのこと。 由比ヶ浜のクッキーづくりに協力を申し出た比企谷に対して、「味見して感想をくれればいいのよ」と雪ノ下は言った。 当時の雪ノ下は、比企谷に対して何も期待していなかったのではないか。 あれから1年弱経って、比企谷も雪ノ下もお互いのことをよく知っている。 「味見して意見をくれれば」と雪ノ下が言ったのも、けして突き放すような意味ではない。 それが雪ノ下から比企谷に任された、れっきとした仕事なのだと思う。 思いがけず、一色いろはの不在がもたらすものは。 三浦たちの相談がきっかけとなって、一色によって企画されたお料理イベント。 イベントの内容を考えているうち、由比ヶ浜はふと懐かしさを覚える。 由比ヶ浜が微笑んだ理由 くすりと小さな笑い声が聞こえた。 見やれば、由比ヶ浜は体を起こして微笑を浮かべている。 「……うん、そうだね」 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 一色みたいなのだけが可愛いわけじゃないと、比企谷は言う。 比企谷の言葉は、由比ヶ浜の何気ない仕草に気を取られて、思わず口から出たのだろう。 けれども、比企谷の動揺をどのように受け取ったのか、由比ヶ浜は落ち着いた様子で「……うん、そうだね」とだけ返している。 由比ヶ浜は、比企谷が別の誰かのことを考えて、可愛いと言っていると思ったのではないか。 久しぶり?一色いろは 「お待たせしましたー!」 そう言って、一色いろはは久しぶりに部室にやってきたのである。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 「久しぶりに部室にやってきた」とは言うものの、一色の提案があってから数日しか経っていない。 それなのに比企谷も雪ノ下も、ずいぶんそわそわした様子で待っていた。 もはや一色が奉仕部にいないと落ち着かないくらいになっているのではないか。 由比ヶ浜が感じた懐かしさ 彼女が何について懐かしさを覚えたのか、その答えを俺は知っている。 そして、たぶん雪ノ下も。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 由比ヶ浜が懐かしいと感じたのは、今回の一色の提案したお料理イベントが、由比ヶ浜がクッキーを作りたいと相談しにきたときと似ていたから。 由比ヶ浜が初めて奉仕部にやってきた日で、由比ヶ浜の依頼が奉仕部としての初めての活動だった。 そうして、男たちの一喜一憂が始まる 女もいるよ。 イベント当日を迎え、コミュニティセンターに集まった比企谷たち。 イベント開始前の準備をしていると、城廻めぐり先輩とともに雪ノ下陽乃が現れた。 一色いろはに呼ばれて来たという二人だが、比企谷はそれだけの理由で陽乃が来たとは思えない。 比企谷が試食係なのは葉山と同じ理由? 「……なるほどな」 俺の短い返答に、葉山はすっと目を細める。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷も試食係だと知ったとき、葉山は何を思ったのか。 今回のイベントの狙いは、チョコを受け取るのが自然な環境を作ることで、葉山にチョコを食べてもらうこと。 葉山自身、イベントの狙いについてはおおよそ理解しているはず。 比企谷も試食係なのだとすれば、葉山と同じ立ち位置にあたる。 つまり、比企谷にチョコを食べさせたい誰かがいるということに、葉山は気づいたのかもしれない。 城廻めぐりが思い描いていたこと なんだか、思ってたのとはちょっと違うけど。 でも、またこうして生徒会の仕事に顔だしてさ、雪ノ下さんと由比ヶ浜さんと、……比企谷くんともお話しできるのは嬉しいな 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 めぐり先輩が言っているのは生徒会長選挙でのこと。 めぐり先輩は、雪ノ下が生徒会長になって、由比ヶ浜が副会長、比企谷が書記…みたいな想像をしていた。 生徒会OGとして遊びに行くのが理想だったらしい。 その想像どおりにはならなかったものの、ほぼ近い形で実現している。 ふと、平塚静は現在進行形と過去形について説く。 料理イベントが始まり、それぞれがお菓子作りに取り掛かる。 イベントの様子を見にきた平塚先生は、雪ノ下陽乃の相手をしていた。 何気ない二人のやりとりが続くなか、陽乃の発したある言葉に、平塚先生は真剣な態度を見せる。 比企谷が理想とするエプロン姿とは 今一度唱えよう。 裸エプロンより制服エプロンのほうがクるよね!もっとも一番クるのはノースリーブショートパンツにエプロン姿の小町なわけですが。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷が裸エプロンよりも制服エプロンが良いと言っていたのは、第1巻でのこと。 クッキーを作るために雪ノ下と由比ヶ浜がエプロンを着ているのを見たことによる感想だった。 ノースリーブショートパンツにエプロン姿の小町は、第3巻に登場する。 比企谷いわく、裸エプロンみたいに見えるんだとか。 結局は裸エプロンが良いのかもしれない。 甘いのが好き?比企谷八幡 先輩、こういう甘いの、お嫌いですか? 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 嫌いじゃないと言った比企谷に対して、「味の感想を聞いたわけじゃない」という一色。 一色との甘いやりとりについての感想を聞いていたらしい。 比企谷の答えが変わらないということは、一色のあざとい行動も比企谷は嫌いじゃないということ。 最後に比企谷は「甘すぎだな……」と言っているが、それも味についてだけの感想とは思えない。 雪ノ下陽乃に通じないネタ 俺は未成年ですよ。 酒はダメなんで、オレンジジュースください 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 雪ノ下陽乃からお酒に誘われた際の、比企谷の断り方。 材木座と平塚先生にしか通じないのはマンガのネタだから。 「酒はダメなんで オレンジジュースください」は幽遊白書に登場するキャラクター、戸愚呂弟の名セリフとなっている。 葉山隼人が指している「みんな」とは これならみんな……、みんな自然に振る舞える 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 葉山が言った「みんな」という言葉。 この場に集まった全員のことを指しているのだろう。 ただ一人、葉山本人だけを除いて。 葉山だけは、みんなの期待に応える葉山隼人らしく振舞う必要がある。 一瞬言葉に詰まったのは、そのことに自分でも気づいているからか。 海老名姫菜と似ている人物 あの手の人間は、心の開き方に何段階もあるのだ。 よく似た精神構造に心当たりがあって、思わず苦笑してしまう。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 海老名さんの心情の変化がよくわかるのは、比企谷自身の精神構造に似ていると思うからだろう。 今では由比ヶ浜に対して踏み込んで行けるほど、比企谷も少しずつ心を開くようになってきている。 つまらなそうな雪ノ下陽乃 だが、雪ノ下陽乃の表情はそれと対照的に、冷たいものへと変わった。 つまらなそうに葉山を軽く見やると、それでもう興味は失ったとばかりに窓際から離れる。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 陽乃さんの発言を聞いた一同は思わず固まってしまうが、葉山はそれを難なくかわした。 陽乃さんはどうもその対応が気に入らないらしい。 葉山が本当の気持ちを隠して、自分の気持ちよりも周りの人たちの関係を守ろうとしていることが、陽乃さんは不満なのではないか。 いっぽうの葉山も、陽乃さんの考えに気づいているのか、寂しそうな表情を向けている。 ボウルを渡した由比ヶ浜が寂しそうなのはなぜ? ボウルを渡すと、由比ヶ浜はどこか寂しげに、何もない掌を見て、きゅっと軽く拳を握る。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 雪ノ下が落としたボウルを手渡したあと、由比ヶ浜はなぜか寂しそうな表情を見せている。 比企谷がその表情を見たのは、生徒会長選挙のときではないだろうか。 雪ノ下が生徒会長に立候補すると聞いた由比ヶ浜は、自らも立候補することを決意する。 奉仕部を守るために、みずから奉仕部を手放そうとしていた。 今回も雪ノ下の気持ちを尊重するために、由比ヶ浜は比企谷を諦めて身を引こうとしている。 その結果、自分の手には何も残らないと悟っているのではないか。 はぁと深い息が漏れた時、どこかで誰かが、くすりと笑ったような気がした。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 奉仕部3人のやりとりを見て笑ったのは、きっと陽乃さんだろう。 由比ヶ浜の気持ちについても、陽乃さんなら理解しているに違いない。 平塚先生は誰を見ている? 歩いている最中は進んだ距離を振り返らないものさ。 もっとも、歩みを止めてしまった者からすると、進んだ距離の分だけ裏切られたようにも感じるものだが…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 平塚先生が言う「歩みを止めてしまった者」とは。 その言葉のあと、平塚先生は調理室内にいる人たちに目を向けていることから、その中にいる誰かのことを思って言ったのだろう。 「今、近い場所でこの光景を見られてよかった」と言っていることからして、普段から学校で会える比企谷たちを見て言ったとは考えにくい。 きっと雪ノ下陽乃のことなのだと思う。 ……いつまでも見ていてはやれないからな 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 高校生活もまだ1年以上残されている比企谷たちに対して、陽乃さんはいつまでも学生というわけにはいかない。 平塚先生は陽乃さんに「本当に積もる話があるなら、いつでも付き合ってやる」と真剣な表情で答えている。 陽乃さんが何かに悩んでいることを察しているのか。 未だ、彼の求める本物には手が届かず、本物はまちがい続ける。 イベントも終盤を迎え、みんなが完成したお菓子を食べながら和気あいあいとしている。 比企谷たちも作業を終え、奉仕部の3人で集まってお菓子を食べながら、楽しいと思える時間を過ごしていた。 しかしそこに現れた雪ノ下陽乃は、比企谷に対して「これが本物なのか」と問いを投げかける。 一色いろはが張り合ってもしょうがない人たち まぁ、あれくらいのほうが張り合ってて楽しいですけどねー。 中には張り合ってもしょうがない人たちもいますし 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 三浦とは張り合いがあって楽しいと、一色は言っている。 逆に、張り合ってもしょうがないと言われているのは、たぶん雪ノ下と由比ヶ浜のこと。 二人とも比企谷のことが好きなのに、アプローチには消極的だから、張り合いがないと思われているのだろう。 それとも、奉仕部3人の関係には入り込む余地がないと、一色はどこかで感じているのかも。 比企谷が雪ノ下陽乃に感じた純粋さ 陽乃さんの声音には冷たさと、同時に、純粋さがあった。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 こんなものが本物なのかと、比企谷に何度も問いかける雪ノ下陽乃。 このときばかりは、比企谷や雪ノ下を挑発するでもなく、ただ純粋に比企谷の答えが知りたかったのではないか。 俺ガイル第10巻の終わりで、陽乃さんは「本物なんて、あるのかな……」と寂しそうに呟いていた。 平塚先生の言う「歩みを止めてしまった者」が陽乃さんのことだとするならば、かつては陽乃さんも、比企谷と同じように本物を求めていたのかもしれない。 前の雪ノ下雪乃とは ……でも、今の比企谷くんたちは、なんかつまんない。 私は……、前の雪乃ちゃんの方が好きだな 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 今の比企谷たちの様子をみた陽乃さんは、前の雪ノ下雪乃のほうが好きだと言う。 前の雪ノ下とは、陽乃みたいになろうとしていた頃の雪ノ下のことだと思う。 陽乃みたいになろうとしていた頃は、自分で道を選んでいるとは言えないものの、自分を変えようとする必死さがあった。 今の雪ノ下は、陽乃を追いかけるのはやめたことで、何を指針にしていいのかわからない状態になっている。 そのせいか、何を決断するにも比企谷に依存することが多くなってしまった。 どうしようもなく、雪ノ下雪乃の瞳は澄んでいる。 先日のイベントが終わり、バレンタインデーも前日に迫った放課後のこと。 奉仕部の3人は、部室でいつもどおりの時間を過ごしていた。 雪ノ下がお茶請けのクッキーを用意していると、由比ヶ浜があることに気づく。 返事を詰まらせた雪ノ下雪乃 だというのに、由比ヶ浜の何気ない一言に、なぜか雪ノ下は返事を詰まらせた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 クッキーが手作りであることを知られて、雪ノ下の態度は不自然に硬くなっている。 雪ノ下はいつも通り振る舞おうとして、逆に意識してしまっているように感じられる。 「昨日の夜、ちょうど作ったから」という雪ノ下の言葉もどこか言い訳っぽい。 バレンタインデーに手作りしてきたことに、特別な意味があることを悟られたくなかったのではないか。 雪ノ下が比企谷にクッキーを渡せなかった理由 ……えっと、あたしのだけ? 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 雪ノ下から手作りクッキーをもらった由比ヶ浜の反応。 由比ヶ浜はすでに、雪ノ下が比企谷のために持ってきていることもわかっているはず。 雪ノ下が言い出せないことを悟って、助け舟を出したのだろう。 わざわざ「……ヒッキーのは?」と直接聞いてまでいる。 それでも雪ノ下はクッキーを出さずに、テーブルの上のクッキーを比企谷にすすめている。 比企谷に対してクッキーを渡すのが、それほど恥ずかしかったのか。 あるいは、比企谷へのクッキーは本命だから、由比ヶ浜が見ている前では出せなかったのか。 由比ヶ浜が雪ノ下に問いかけた意味 「あ、えーっと……あたし、先行くね?」 由比ヶ浜が困ったような笑顔を浮かべて言ったものの、その足は一歩下がっただけだ。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 帰り際、比企谷を呼び止めようとした雪ノ下に、由比ヶ浜がかけた言葉。 雪ノ下が比企谷にクッキーを渡そうとしていることに、由比ヶ浜は気づいたはず。 由比ヶ浜は「先に行った方がいいよね?」という確認を込めて言ったのだろう。 それでもすぐに立ち去らなかったのは、雪ノ下の意思を試したからだと思う。 雪ノ下がはっきりと自分の意思で、比企谷に踏み込んでいくことを期待しているのではないか。 雪ノ下陽乃が由比ヶ浜に向けた眼差しの理由 やがて俯いてしまった由比ヶ浜に、陽乃さんは悲しげにも見える優しい眼差しを向けた。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 雪ノ下をかばうような由比ヶ浜に対して、陽乃さんは悲しそうな眼差しを向けている。 眼差しに優しさがあったのは、由比ヶ浜が雪ノ下を守ろうとしていることがわかったからだろう。 いっぽう悲しそうだったのは、由比ヶ浜が雪ノ下のために、自分の大切なものを手放そうとしていることに気づいているからかもしれない。 由比ヶ浜の母親相手だと緊張する?比企谷八幡 さらに由比ヶ浜の母親相手ということもあって、緊張も重なりへどもどした返事になってしまった。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 由比ヶ浜の母親相手だと、なぜ比企谷は緊張してしまうのか。 歳の離れた相手だったから緊張したのか。 それとも、由比ヶ浜の母親だったから緊張したのか。 将来的なことを考えて、由比ヶ浜の母親には好印象を与えておきたかったのかもしれない。 雪ノ下の言葉に由比ヶ浜が驚いた理由 ……もしもし。 今はお互い冷静じゃないだろうし、一晩考えて改めて話に行くわ。 一応連絡だけ…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 陽乃さんと電話で話したときに、雪ノ下が言った言葉。 それを聞いた由比ヶ浜は驚いたような表情をしている。 由比ヶ浜が驚いたのは、その言葉が先ほど比企谷が言った言葉とまるっきり同じだったからに違いない。 雪ノ下は比企谷の考え方にすっかり依存してしまっている。 雪ノ下の抱えている問題に、由比ヶ浜が決定的に気づいた瞬間だったのだろう。 ……優しいね、比企谷くんは 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 会話の最後に雪ノ下陽乃が言った言葉。 雪ノ下が比企谷の考えに依存していることは、陽乃さんもお見通しらしい。 どこまでも、由比ヶ浜結衣の眼差しは優しく暖かい。 小町の受験の日、バレンタインデー当日。 由比ヶ浜に呼び出された比企谷が待ち合わせ場所に着くと、そこには由比ヶ浜だけでなく雪ノ下の姿もあった。 水族館に向かった3人は、今までのように楽しく穏やかな時間を過ごす。 由比ヶ浜が「ここがいい」と言った理由 「……ここで、いいのか?」 「ここがいいの」 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 3人で遊ぶ場所を水族館に決めた由比ヶ浜。 以前、葉山や一色たちとディスティニィーランドに行ったとき、由比ヶ浜は「また来たい」と言っていた。 だからこそ比企谷は「ここでいいのか」と聞いたのだろう。 それに対して由比ヶ浜は「ここがいい」と言っている。 ただ単純に、この日は水族館がよかっただけかもしれない。 あるいは、ディスティニィーランドに行くのは、比企谷と二人だけのときじゃないとダメだからかもしれない。 ナーサリーフィッシュに対する感想? 「でも……ちょっと可愛いかも」 「可愛いかは置いておくにしても、愛嬌はあるわね」 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 ナーサリーフィッシュを見てキモいだの気持ち悪いだの言い合っていた二人が、最後に漏らした感想。 雪ノ下と由比ヶ浜がナーサリーフィッシュをずいぶんイジっていたのは、その生態がどうにも比企谷に似ていたからだろう。 最後の感想もナーサリーフィッシュだけではなく、比企谷に対しても抱いているものだったのではないか。 由比ヶ浜がフンボルトペンギンを見て思ったこと 由比ヶ浜はまだ二羽のフンボルトペンギンをじっと見つめていた。 目を細め、優しい眼差しを送っている。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 「どちらかが死なないかぎり連れ添い続ける」というフンボルトペンギンの解説を見て、由比ヶ浜は自分と雪ノ下の境遇に重ね合わせたのだろう。 雪ノ下も由比ヶ浜も、二人とも比企谷のことが好きだから、どちらかが諦めるしかない。 しかし雪ノ下も由比ヶ浜もお互いのことが大切だから、そちらの関係も犠牲にはできない。 ペンギンの夫婦も雪ノ下と由比ヶ浜も、お互いに離れられない関係性がよく似ている。 水槽のなかの魚 青みがかった鱗を持つ小さな魚は藻の陰に隠れ潜み、その一方で、赤いひときわ派手な魚は誰憚ることもなく悠々泳ぐ。 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 ジャイアントケルプの水槽のなかを泳いでいる魚が、まるで雪ノ下姉妹のよう。 小さな魚が海藻の影に隠れている様子は、表舞台に立つのを好まない雪ノ下雪乃の特徴を示している。 いっぽうで悠々泳ぐ赤い魚は、普段赤いコートを着ている陽乃さんの堂々とした振る舞いとよく似ている。 奉仕部の終わりを悟っている3人 3人で見れて、良かった…… 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 クラゲの水槽を見ていた由比ヶ浜が言った言葉。 今のように3人で楽しく過ごせる時間が、もうほとんど残されていないことを悟っているのかもしれない。 水族館を出たあと、3人が乗ったのは観覧車。 まもなく観覧車から降りるタイミングになったとき、由比ヶ浜はふと呟いている。 ……もうすぐ、終わりだね 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 たぶん、観覧車の終わりだけではなく、今の奉仕部の3人の関係がまもなく終わりを迎えることを言っているのだろう。 春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。 観覧車をおり、立ち寄った海辺で景色を眺める3人。 由比ヶ浜はふと、これからのことについて話を切り出す。 由比ヶ浜から示された提案を受け入れるべきか悩む比企谷だったが…。 雪ノ下を試した?由比ヶ浜の提案 ……ヒッキーならそう言うと思った 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 このままでいたいという由比ヶ浜の提案は、比企谷に反対される。 しかし比企谷の反応は、由比ヶ浜にとってはおおむね予想どおりだっただろう。 それでもあえてあのような提案を投げ掛けたのは、雪ノ下の意思を確認したかったからかもしれない。 きっと由比ヶ浜も、雪ノ下が自分の意思で自分の道を選ぶことが一番だとわかっているのではないか。 比企谷八幡の依頼 それに、最後じゃないわ。 比企谷くん、あなたの依頼が残ってる 引用:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11 比企谷が奉仕部に依頼をしたのは、クリスマス合同イベントのとき。 イベントの問題は解決したが、そのときに比企谷が言った「本物が欲しい」という依頼についてはまだ残っている。

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 解説

タイトル やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 著者 渡航 形式 ライトノベル ジャンル 学園 ラブコメ 執筆国 日本 版元 小学館 初出 書き下ろし 刊行情報 ガガガ文庫、全17巻 受賞歴 このライトノベルがすごい! やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 のあらすじ(ネタバレなし) 青春は残酷だ!? ひねくれ男の妄言ラブコメ —青春は嘘で欺瞞だ。 リア充爆発しろ! ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学園一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」だった。 さえない僕がひょんなことから美少女と出会ったはずなのに、どうしてもラブコメにならない残念どころか間違いだらけの青春模様が繰り広げられる。 俺の青春、どうしてこうなった? やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 を全編無料視聴できる動画配信サービスの一覧です。 各サービスには最長31日間の無料お試し期間があり、その無料期間内に解約してしまえばお金を払うことなく動画を視聴することができます。 レンタル レンタル やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (渡航)の登場人物 比企谷 八幡(ひきがや はちまん) 本作の主人公。 総武高校2年F組。 己の経験を集約した「青春とは嘘であり、悪である」と題する作文を書き、静によって懲罰名目で奉仕部に強制的に入部させられる。 幼少時から友達ができず、周囲に存在を軽んじられ、裏切られたりしたなどの経験からトラウマを抱えており、他人からの好意を信じられず、特に女子に対して強い警戒心と猜疑心を抱いている。 雪ノ下 雪乃(ゆきのした ゆきの) メインヒロイン。 総武高校2年J組。 奉仕部部長。 長い黒髪と大人びた顔立ちの美少女ある。 普通科よりも偏差値の高い国際教養科であるJ組に所属しており成績優秀で頭脳明晰、八幡が「ユキペディア」と揶揄する程の豊富な知識を持ち合わせている。 自分の信じる行動を貫き通すため、周囲から疎まれ、とくに女子生徒からはその美貌ゆえに嫉妬されることが多く、多くの嫌がらせを受けてきた。 由比ヶ浜 結衣(ゆいがはま ゆい) メインヒロイン。 総武高校2年F組。 奉仕部に依頼に訪れた際に、自分とは真逆の雪乃の姿に感銘を受け入部することになった。 派手な外見とギャル風な言葉遣いであり、コミュニケーション能力は高いものの男子と付き合ったことはない。 平塚 静(ひらつか しずか) 総武高校の国語教師。 生活指導と奉仕部の顧問。 美人だが、どこかおっさん臭いところがあり男っ気は全くない。 戸塚 彩加(とつか さいか) 総武高校2年F組。 性別は男だが、美少女にしか見えないためにクラスの一部の女子生徒からは「王子」と呼ばれて人気があるものの、友達は少ない。 素直で優しく控えめな性格。 男らしい振る舞いに憧れているが、乙女趣味を好んでいる。 川崎 沙希(かわさき さき) 総武高校2年F組。 女子生徒。 家族想いな性格ではあるが無愛想で口が悪く、人を寄せつけない雰囲気があるために教室ではぼっち気味。 材木座 義輝(ざいもくざ よしてる) 総武高校2年C組。 眼鏡をかけて常にコートを羽織っているなど、中年サラリーマン風の外見が特長。 中二病全開の痛い振舞いがある。 ライトノベル作家を目指しており、感想を求める理由で奉仕部を訪れる。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (渡航)のあらすじ(ネタバレあり) やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (渡航)のストーリー(あらすじ)を簡単に紹介しています。 この先の内容は、ネタバレを含んでいるため注意してご覧ください。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1 — 5巻のあらすじ【起】 千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は、高校でも友達が出来なかったことから、友達を作ることを諦めて「一人ぼっち」を極めようとしていた。 妙な屁理屈をこねながらぼっちな高校生活を謳歌しつつリア充を嫌い呪っていた八幡だったが、生活指導担当の教師・平塚静に目をつけられ、「奉仕部」に無理矢理入部させられる。 そこで八幡は、校内一の才女として知られる雪ノ下雪乃と出会う。 雪乃は、才色兼備な超人で弁も立つが、八幡と同じく人付き合いが不器用な少女だった。 二人は似たような境遇でありながら考え方が根本的に異なり、意見が衝突する。 静はそんな二人に対し、どちらがより多く奉仕部に持ち込まれた依頼を解決できるか、という勝負を命じる。 その矢先、最初の依頼人であり、八幡のクラスのスクールカーストの上位に属し、八幡への特別な感情が見え隠れする由比ヶ浜結衣もまた、奉仕部に入部することになる。 まったく異なる性格と立場の三人は、中二病全開の材木座義輝、テニス部員で男子だが可愛い女子にしか見えない戸塚彩加、一見すると無愛想で近寄りがたいが本当は家庭的で家族思いの川崎沙希、何でもそつなくこなすスクールカースト上位の人間である葉山隼人から受けた依頼を次々とこなしていく。 雪乃の正論では行き詰まる問題を、八幡が彼独自の理屈に基づく変則的な方法で解決する。 そんな奉仕部の活動を通して、三人の関係は少しずつ良い方向に変わっていく。 ところが、八幡が交通事故の際に助けた犬は、結衣の飼い犬であったことが発覚。 八幡は、結衣が自分に好意的な行動をとっていた理由が事故に遭ったことへの同情だけだったと考え、その好意を拒み結衣との関係をリセットしようとするが、雪乃のとりなしによりどうにか二人の関係は元に戻る。 だが、今度は事故を起こした車に雪乃が乗っていたことが明らかになる。 雪乃に対して勝手な理想を押し付けていたことを後悔する八幡と、事故について黙っていたことを気にする雪乃。 お互いに負い目を感じ、二人の関係がおかしくなっていく。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 6 — 9巻のあらすじ【承】 表面上は取り繕いながら、しかし決定的に噛み合わない奉仕部の面々。 そんな時に、文化祭実行委員長に立候補した相模南から委員長の職務をサポートするよう依頼される。 有能とは言いがたい上に委員長としての心構えがどこか欠如している相模に加え、雪乃の姉であり姉妹の確執らしいものがある雪ノ下陽乃が関わってきたこともあり運営は破綻しかけるが、八幡の自己犠牲的な貢献によって文化祭は対外的には無事に終わりを迎え、八幡と雪乃の関係も改善された。 文化祭での行動の結果、悪名を背負うことになった八幡だったが、修学旅行先で葉山グループのメンバーである、戸部翔と海老名姫菜の恋愛問題の解決を求められることになる。 難航の末、文化祭と同様に八幡の犠牲的な行動によってとりあえずの解決をみたが、その対処方法を雪乃と結衣は拒絶し、三人の関係は再び変わっていく。 三人がギクシャクしている中、一年生の一色いろはから、生徒会選挙で望まぬ立候補をさせられたので落選したい、という依頼が奉仕部に舞い込む。 またしても犠牲的な解決方法を提案する八幡に対し、雪乃と結衣は反発し、それぞれが自ら会長へ立候補することで解決を図ろうとする。 それを目の当たりにした八幡は考えを改め、小町からの依頼という名分を得た上で、策略をもっていろはを説得し、依頼の取り下げに成功する。 その結果、いろはは生徒会長に就任した。 一件落着したかに見えたが、立候補を取りやめた後から雪乃の態度がおかしくなってしまう。 そんな中、生徒会長となったいろはから、海浜総合高校との合同クリスマスイベントの手伝いを依頼される。 雪乃が内心、生徒会長になりたかったのではないか?と考えた八幡は、雪乃を生徒会から遠ざけるため、個人として依頼を受けることにした。 海浜総合高校側と総武高校側の双方に問題があり、イベントの企画は迷走していくが、八幡は自分のやり方に自信が持てなくなっており、対策が打てずにいた。 雪乃の問題とイベントの問題が重なり途方に暮れる八幡だったが、静の助言を受け自分を見つめ直すことで問題の整理に成功する。 そして、本心をさらけ出すことで三人の関係を修復し、雪乃と結衣の協力によりイベントも無事に終えることができた。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 10巻 — 11巻のあらすじ【転】 年を越え、一月。 3年生進級時の文理選択の進路希望調査が実施された。 選択に迷う葉山グループの面々に対し、葉山はなぜか頑なに自分の進路を話そうとしない。 3年生でも葉山と同じクラスになりたい三浦優美子は、奉仕部に葉山の進路を調べるよう依頼する。 材木座と戸塚の協力を得た八幡は、マラソン大会を利用して葉山の進路を聞き出すことに成功し、依頼を達成する。 お互いを意識しつつもかつてのように活動できるようになった奉仕部に満足する八幡だったが、葉山と陽乃からそれぞれ思わせぶりな指摘を受けることになる。 二月になり、バレンタインの依頼を三浦たちから受けた奉仕部は、八幡の提案による生徒会主催の手作りチョコ試食会に協力する。 名目が試食とはいえ、目当ての相手に手作りチョコを食べて貰えることに喜ぶ面々だったが、結衣は八幡と雪乃が互いに意識しているかのような様子を見て表情を曇らせる。 そんな中、陽乃から現状に対する指摘を受けて三人は戸惑いを見せる。 高校入学試験の前日、母親から雪乃と同居するよう指示を受けた陽乃が三人の前に現われる。 姉に逆らった雪乃は帰る場所を無くしてしまうが、結衣の提案で彼女の家に泊めてもらう。 その経緯の中で、八幡のアドバイス通りに行動する雪乃に、結衣と八幡は何かを感じる。 次の日、結衣の提案で出掛けることになった三人は水族館で過ごした後、雪乃と結衣の本心を聞いた八幡は、これを「欺瞞だ」と拒否する。 そして、彼女なりの決意をした雪乃の依頼を受けることになる。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (渡航)の感想・解説・評価 ひねくれた主人公が残念な友達と過ごす学園ラブコメ 本作は他人からの好意を素直に受け取ることのできないひねくれたぼっちの男子生徒・比企谷八幡を主人公とする学園ラブコメだ。 ライトノベルのラブコメの多分に漏れず、ヒロインはみんなかわいいルックスをしている。 だが、性格が素直じゃなかったり、どこか残念なところを抱えているのだ。 類は友を呼ぶというが、まさにこの小説がそうだろう。 主人公のひねくれた性格がほかのキャラクターとの交流で改善されるかといえばそんなことはなく、女性陣の毒舌はけっこうキツイ。 それでも読み進めていくと、主人公のひねくれた語り口が気持ちよくなってくる。 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 」というタイトルだが、間違っていることはなくこれもまた王道だろう。 合わせて読みたい本 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (渡航)の評判・口コミ・レビュー.

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『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14』感想。素晴らしい結末!あの子があんなに可愛くなるなんて…!!

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 解説

第13話「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。 」 というわけで、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ネタバレにご注意ください。 アニメが終わったので、答え合わせの意味も含めて原作を購入する予定です。 最新刊がちょうど今回の13話と同じ部分で終了したらしいので、より詳しい考察は原作を読んでからまた書こうと思います。 公式サイトのストーリー:学校帰り、突然雪乃の前に現れた陽乃。 母からの指示でしばらく雪乃のマンションに住む という。 帰る場所を無くした雪乃を結衣は自宅に泊まるように勧める。 「……ゆきのんは さ、どうしたい?」結衣の問いかけに言葉を詰まらせる雪乃。 そして結衣は1つの決意を する。 最終回ということもあり、今回は考察がメインとなっています!• ストーリー概要(アバン) 雪乃は手作りのクッキーを作ってきていました。 それを結衣に渡します。 結衣「ひっきーのは?」 少し間があった後、雪乃は八幡に「よかったら」と皿に出したクッキーを渡します。 ストーリー概要(Aパート) 陽乃の爆弾再び。 帰り道。 結衣は雪乃のカバンに、さっきのクッキーとは別の袋が入ってるのを目撃してしまいます。 結衣は「私先に行くね」と2人に告げて、その場を去ろうとしますが、陽乃が3人の前に現れます。 やはり、これまでの雪乃は「陽乃のことを見て生きてきた」そうです。 陽乃は「雪乃は今まで1回も自分で決めたことはない」と言い放ちます。 ここで、結衣が陽乃に対して言い返します。 結衣「あの…ちゃんと考えています。 ゆきのんも、私も…」 陽乃「そ。 じゃあ帰ったら聞かせてもらうね。 どうせ、雪乃ちゃんが帰れる場所なんて1つしか無いんだし」 陽乃が帰り、結衣は「うちに泊まるといい」と雪乃に提案します。 「自分が無い」雪乃の姿 結衣が母親と仲良さそうに話す姿を見て、うらやましく思う雪乃。 八幡は(あの母親なら誰しもそうなってしまう)と思います。 そして、結衣は「うちに泊まるといい」と提案します。 八幡「ま、今はお互い冷静じゃないだろうし、一晩考えるってことにしたらいいんじゃねーの?一応連絡だけはしてさ」 こうして、雪乃は陽乃に電話をするんですが… 雪乃「もしもし。 今はお互い冷静じゃないだろうし、一晩考えて改めて話に行くわ。 一応連絡だけ…」 陽乃「ふーん…?どうせそこに比企谷君いるんでしょ?代わって?」 陽乃はこの後、八幡に対して「比企谷君は優しいね」と電話で言います。 一歩進む結衣 八幡が帰った後、結衣は雪乃に話しかけます。 結衣「ゆきのんはさ、どうしたい?…私はね、したいことあるよ。 ちゃんと決めたの」 こう言って、結衣は雪乃に「明日デートしよっか?」と言います。 ストーリー概要(Bパート) 小町の受験日。 小町を見送った後、八幡に結衣から電話がかかってきて雪乃と結衣の3人で水族館に行くことになります。 結衣「…3人で、行きたいの」 水族館に入ると、結衣だけでなく八幡もはしゃいでいます。 そんな八幡を見て雪乃は「ちょっと意外だった」と言います。 水族館の中でのやり取りは、1期の3人に近いやり取りでした。 八幡のことを馬鹿にしたり、八幡のことを比企魚くんと言ったり…。 そんなやり取りの中、魚を触っていた3人ですが、結衣は魚から手を放します。 八幡「もういいのか?」 結衣「うん。 あんまり触るとこの子たち(魚のこと)も疲れちゃうだろうし」 八幡「そうか、由比ヶ浜らしいな」 結衣「私らしいって何だろうね?私、ひっきーが思ってるほど優しくないんだけどな…」 結衣は寂しそうな表情を浮かべます。 ペンギンを見た雪乃の反応 続いてペンギンを見に行きます。 楽しそうに会話をしていますが、雪乃はペンギンの説明をしている看板を見た後、「先に行ってるわ」と言い残し、屋内に戻ってしまいます。 その看板に書いてあった文章は以下の通りです。 〔飼育しているペンギンはほとんどの場合、どちらかが死んでしまわない限り、同じパートナーと連れ添い続けます。 2羽はお互いの絆を確かめるように、からだの手入れをしあったり、鳴きかわしたりします〕 BGMで流れていたのは東山さんが1人で歌う「Hello alone」でした。 雪乃と一匹の魚 ペンギンの写真を撮り続ける結衣を置いて八幡は雪乃の元へ向かいます。 群れで泳ぐ魚を見て悲しい表情を浮かべる雪乃ですが、一匹で泳いでいる魚も見つけます。 雪乃「自由なのもいるのね」 八幡「ああ、あの魚はでかいしな」 雪乃「寄る辺が無ければ自分のいる場所も見つけられない。 隠れて流されて、何かについていって…。 見えない壁にぶつかるの」 八幡「どの魚のことだ?」 雪乃「私のこと」 ペンギンの撮影を終え、結衣が戻ってくると水槽の前に並んでいる八幡と雪乃の姿がありました。 「2人とも、お待たせ!」結衣はこう声をかけました。 3人で見る風景 3人でクラゲを見ることになります。 結衣「何かさ、花火みたいだね。 ひゅーん、ばーんって」 八幡が思い出していたのは、いつの日か結衣と行った花火大会です。 結衣は雪乃に近づいてこう言います。 結衣「3人で見れて…よかった」 まだ時間があるということで、最後に3人で観覧車に乗ることになります。 観覧車で八幡は1人、考えます。 八幡(不安定さを偽りながらゆっくりと回り続ける。 前へ進むことはなく、ただ同じところをいつまでも…。 それでも、やがて…) 終わりに近づくと、結衣は悲しそうに「もうすぐ終わりだね」と呟きます。 仕掛ける、結衣。 観覧車を降りて、帰ろうとしたとき、結衣が八幡と雪乃に語り掛けます。 結衣「これからどうしよっか?ゆきのんのこと…。 それと私のこと…私たちのこと」 雪乃「それは…どういうこと?」 結衣の手は震えています。 震えた手で、八幡にクッキーを手渡します。 結衣「ひっきー、これあの時のお礼」 雪乃は自分のカバンに手をやり、首を小さく横に振ります。 クッキーを手渡された八幡は、奉仕部の一番最初のことを思い出していました。 それは、ボロボロのクッキーを作った結衣の姿です。 そう、最初の結衣の依頼は「手作りクッキーを食べてほしい人がいる」というものでした。 雪乃「由比ヶ浜さん、あなたすごいわ」 結衣「私が自分でやってみるって言って、自分なりのやり方でやってみるって言って、それがこれなの。 だからただのお礼」 さらに結衣は「私は全部欲しい。 今もこれからも。 私ずるいんだ、卑怯な子なんだ。 …私はもう、ちゃんと決めてる」 「そう…」と伏し目がちな雪乃に対して、結衣は続けます。 結衣「もし、お互いの思ってること分かっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。 だからこれが最後の相談。 私達の最後の依頼は私達のことだよ。 ねえ、ゆきのん。 礼の勝負ってまだ続いてるよね?」 雪乃「ええ…。 勝った人の言うことを何でも聞く」 結衣「ゆきのんの今抱えている問題、私答え分かってるの。 多分それが、私たちの答えだと思う。 それで、私が勝ったら全部貰う」 答えを出せない雪乃 結衣「ずるいかもしんないけどそれしか思いつかないんだ。 ずっとこのままでいたいなって思うの。 どうかな?」 八幡(由比ヶ浜はたぶん間違えない。 彼女だけはずっと正しい答えを見ていた気がする。 それを受け入れてしまえば多分楽だろう。 けれど…) 結衣「ゆきのん、それでいい?」 雪乃は「わた…しは…」と何かを言おうとします。 八幡(これは違う。 雪ノ下が自分の未来を誰かにゆだねるなんて、そんなことあっていいわけがない) 結衣はまっすぐ雪乃の目を見つめます。 対して、雪乃の目は泳ぎます。 雪乃「わた、しは…それでも構わな…」 八幡の宣言 八幡「その提案には乗れない。 雪ノ下の問題は雪ノ下自身が解決すべきだ」 八幡(由比ヶ浜結衣は優しい女の子だ。 そう勝手に決めつけていた。 雪ノ下雪乃は強い女の子だ。 そうやって理想を押し付けていた) そして、八幡は再び声に出して2人に語り掛けます。 八幡「それに そんなのただの欺瞞だろ。 曖昧な答えとか慣れ合いの関係とかそういうのはいらない」 八幡(バカなヤツだと思う。 そんなのないって知っているのに、突き詰めてしまったら何も手に入らないと分かっているのに…) 八幡「それでもちゃんと考えて 苦しんで あがいて 俺は…」 涙をこぼしそうになる雪乃です。 結衣「ひっきーなら、そういうと思った」 3人の向かう道 涙を流す結衣と、八幡を見てはっと雪乃は我に返ります。 雪乃「私の気持ちを勝手に決めないで。 それに最後じゃないわ。 比企谷君、あなたの依頼が残ってる」 八幡は結衣を見ます。 結衣は涙を流し、優しそうにうなずきます。 八幡(間違っていてもいい。 その度に、問直して、問い続けるから) 静かに雪乃は話し始めます。 雪乃「私の依頼、聞いてもらえるかしら」 結衣「…うん、聞かせて」 以上です。 この発言の意味はその後、分かります。 八幡が雪乃に「今はお互い冷静じゃなうだろうし、一晩考えるってことにすればいい」と助言を送ると、雪乃は八幡が言った通りのセリフで陽乃に電話をしていました。 これで、ここ数話僕が感想記事で書いてきた雪乃の八幡への「依存」の意味が判明しました。 それは、 雪乃が昔から「自分で考えることをせずに、他人についていく」ということです。 昔は優秀な姉の陽乃についていく日々。 そして、それを脱却したと思いきや、今度は八幡や結衣についていくだけの日々…。 実際、今回だって結衣が「泊まってく?」と助け舟を出さなければ雪乃は行動に移せなかったわけですからね。 自分が無い=他人についていくだけの関係、だと解釈しました。 ペンギンを見て雪乃がその場を去った理由は? 2話のペンギンを見て雪乃は「先に行ってるわ」と言い残し、その場を去ります。 この理由はなんでしょう? 普通に考えると結衣と八幡を2人にするためです。 その他の理由も考えられますが、意味ありげに映ったペンギンの紹介文(ペンギンは死ぬまでパートナーと連れ添い合う)のことを考えると、何らかの雰囲気を感じて結衣と八幡を2人きりにさせた可能性が高そうです。 他に考えられるのは 「結衣もそうした行動を取ったから、自分もそうした」というものでしょうか。 まあ、雪乃もそこまで自分で考えられないわけはないので、雰囲気を読んでその場を去ったと考えるのが自然ですが、ここの意図はよく分からないですね…。 雪乃自身が考える雪乃は? 魚を見るシーンで雪乃は「 寄る辺が無ければ自分のいる場所も見つけられない。 隠れて流されて、何かについていって…。 見えない壁にぶつかるの」と言い、それが自分のことだ、と語っています。 上で書いたように他人がいないと、自分で行動することが出来ない自分を揶揄したような表現になっています。 僕は、 この壁こそが「本物」になるために障害となっているものだと思います。 自分で考えて、自我によって動いていない雪乃だからこそ、例えば本当の友人関係をつくれそうな場面で、どうするべきかが分からずそこから一歩踏み出せなくなる…そんな概念のことを「壁」と呼んでいるんじゃないんでしょうか。 つまり、 雪乃が変わらない時点で「本物」を3人が得ることは元々不可能だったということになります。 結衣は雪乃が八幡に好意を向けていることをなんとなく感じ取っています。 この好意を確かめよう(八幡用に別のお菓子があれば、それは八幡への特別な思いがあるということになる)としたのが目的ではないでしょうか? 雪乃から八幡に渡されたのは、結衣に渡したものと同じクッキーです。 この場で結衣はいったん安心した(雪乃が八幡にloveの気持ちが無い)はずです。 しかし、OP後結衣は雪乃のカバンに別の袋があるのを見てしまいます。 結衣は雪乃と八幡を2人にしようとしますが、雪乃は怯えたような表情で結衣のことを見ます。 ここで結衣が確信したことは以下の2つだと思います。 だからこそ、自分で決めれない雪乃に結衣は「泊まってく?」と声をかけたのではないでしょうか。 しかも、 この時間が3人でいられる最後の時間になるかもしれなかったからです。 Bパート後半で結衣は雪乃に「仕掛けて」います。 このやり取りの結果、3人の関係は崩壊する可能性が十分にありました。 結衣は前々から「八幡も結衣も大好きだ」と言い続けています。 そんな大好きな3人での時間を共有するための結衣の発言です。 なので、クラゲを見ているときに「3人で見れてよかった…」と言っています。 あの時の花火には、雪乃はいなかったので…。 でも、今のことをもう少し突き詰めるとこうも言えそうです。 そう考えると、結衣が「勝った方のいうことを聞く」という賭けを持ち出した理由に説明が付きます。 ーこれから、ゆきのんのひっきーへの想いも全て貰うけど、賭けでゆきのんが負けたんだから仕方がないよね?ー こう言い聞かせているんでは無いでしょうか?それと同時に、 ーそれが嫌なら自分で考えて、自分の意思で動いてよ!- こういう思いも含まれている気がします。 詳しくは後述。 結衣の言う「お互いの考えていること」 八幡への好意のことです。 ここにきて初めて、結衣の口によって結衣も雪乃も八幡のことが気になっているということがセリフになって示されました。 お互いがそのことに気づいてしまったら、このままではいられないから結衣が提案した道を選ぶのが何も考えることのない、雪乃にとっては楽な選択肢です。 結衣は雪乃を徐々に追いつめていきます。 そして、このシーンに大事なポイントはもう1つあります。 これによって、視聴者は雪乃と結衣の見方を180度か変えざろうを得なくなりました。 結衣はなぜ「ずるい」と言ったのか 結衣は、雪乃の抱えている問題の答えを知っていると言います。 それは既に上で書いたように、自分の意志で動いてみること、です。 結衣は「答えを知っている」と言った後、自身のことをずるいといっています。 ここで言う「ずるい」。 1つ目の意味は 「こんな脅しのような形でしか、雪乃のことを動かしてあげられなくてごめん」という気持ち。 そして、2つ目の意味は 「こういえば必ず雪乃は自分(結衣)の言った通りに動くだろうから、ごめん」と言う気持ちです。 この状況で雪乃が取る行動は以下の2つです。 雪乃は1歩前に進みますが、奉仕部としては「終わり」を迎えそうな選択です。 いわゆる誘導尋問のようなことを結衣はしているわけです。 そして、結衣の示した道を辿ることは、雪乃が八幡を諦めなければならないことになります。 結衣はこの後「ずっとこのままでいたい」と言っています。 このセリフで上で書いてきたこととつながります。 前提として、 結衣が言ったのは「雪乃の八幡を好きという想いすらももらう」ということです。 だから具体的な言葉で雪乃に解を与えていないのではないでしょうか。 結衣は「自分もひっきーを諦めるから、ゆきのん、あなたも諦めて」と言っているんです。 そうすれば、たとえ欺瞞であったとしても、奉仕部は現状維持されることになります。 結衣にとって大好きな2人がそのままいる状況です。 このまま、結衣の提案に首を縦に振ってしまえば、雪乃はまた1歩踏み出す機会を失うことになります。 それでは、上の水族館のところの考察で書いたように八幡の求める「本物」に手は届きません。 雪乃の成長のためにも、奉仕部の為にも結衣の提案を受け入れるわけにはいかなかったのです。 そして、八幡の発言は次の「曖昧な関係やなれ合いはいらない」というセリフに続いていきます。 つまり、 結衣の言ったこと(欺瞞の関係でもいいから、このままの奉仕部を続けたいというもの)を真っ向から批判しました。 この瞬間まで、結衣は八幡への「恋心」を封じていました。 それはクッキーを「お礼だ」と言って渡していることからも分かります。 それは全てこのままの奉仕部であり続けるためです。 でも、八幡は結衣の提案を退けました。 つまり、結衣は再び八幡に恋心を持つことが可能になったということです。 ここまでで分かる通り、 実はこの姿はまったくの真逆だったんですね。 でも、この見方だってただの1つの見方にしかすぎません。 実際、その人がどういう人なのか、それを見極めるにはやっぱり相手の内面に踏み込んで考える必要があります。 このブログで何回か書いているように、その過程こそが「本物」を見つけるのに必要な事ではないでしょうか。 3人の動く方向 結衣は八幡が自分の提案を止めると思っていた、と言います。 ということは、結衣ははじめからこの展開を狙っていたことになります。 どういう意図が込められていたのでしょうか? 雪乃は今は直接自分の気持ちで動き出すことは出来なくても、八幡の発言というワンクッションがあれば少しは動きやすくなるはずです。 結衣は、その役割を八幡に期待したのかなぁと思っています。 結衣の発言にダイレクトに反発するよりは、八幡による反対を挟んだ方が雪乃が話やすいのは間違いありません。 …やっぱり、由比ヶ浜結衣は優しい女の子です。 これを踏まえた上での雪乃の発言が「私の気持ちを勝手に決めないで」です。 この一件によって、雪乃は1つステップアップしました。 八幡に依存してから彼女の中で止まっていた時間が動き出した、といったところでしょうか。 雪乃は「自分で」行動をしていかないと「本物」にはたどり着けないことを知りました。 だから、八幡の本物がほしいという依頼の話を持ってきたのでしょう。 自分も進展して、奉仕部として成長して本物を見つけていこうーきっとこういう思いが込められたセリフです。 雪ノ下家の件に決着を付けて、最後に八幡の依頼によって奉仕部の3人としての決着も付ける、という話の流れになっていきそうです。 これからこの物語はどう進んでいくんでしょうか?作者の渡さんは「俺ガイルらしい終わりを目指す」とおっしゃっていた気がします。 (こういう風に決めつけると結衣が悲しい表情をしそうですww) 個人的には、2人以外の誰かとくっつくか、いっそのこと八幡がどこか奉仕部の届かない遠い地へ行ってしまうような展開を期待したいです…。 そうじゃないと残った片方の女の子(結衣or雪乃)が辛すぎて胃が痛くなる…。 結衣とも雪乃とも(いろはとも)くっつけなければ、「比企谷八幡の青春ラブコメは間違っていた」ことになります。 タイトルを考えると、こうなりそうですが…皆さんはどうお考えですか? まとめの感想 素晴らしいアニメをありがとうございます。 今は11巻を早く読んで、12巻が出るのに備えたいと思います。 葉山は、雪ノ下家は、奉仕部はどうなるでしょうか。 とりあえず、何らかの形で映像化はしてほしいなと思います。 本日はfate、プラメモも最終回を迎えます。 これからもよろしくお願いします!それでは、失礼いたします。 rakutenpocket2.

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